FGOイベント 非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ プレイ日記07 Ⅳの決着



プレイ当時&日記を書いていた頃には『正月に闇のコヤンスカヤ実装!』なんて想像もしていなかったので、ちょっとズレたことを語っていたりするかもしれない。
……で、結局、各特異点での着替え霊衣はやっぱり無い感じですか?
全部とは言わないのでせめて中国バージョンだけでも! チャイナ服で救われる命があるんです!!





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※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています



爆心地に生まれたモノ

動物たちの嘆きと怨嗟






太公望はコヤンスカヤの真実を、彼女の霊基霊核から掴み出した。
今までのモノローグで語られてきた内容を繋ぎ合わせていけば、不思議ではない正体だ。もっと実体伴っている、あるいは何らかの別の存在と結びついて混ざったモノかも……とも想像していたので、思ったよりストレートだったという意味では意外でもあった。

ただ、人間への極端な加虐性じみたものに対する疑問は残る。
ツングースカ大爆発はあくまでも自然現象であって、他の環境破壊のような『人間の悪意』によるものでもない。
今までの怒りと嫌悪が蓄積されていたとしても、発生の契機となったのがもし“勘違い”なのだとしたら、それは純粋な呪いになりきらないのでは、と思わないでもなかったが……。
そんな疑問へのフォローもしっかりと用意されていた。抜かりない。









人類への怨嗟は“テクスチャ”か。なるほど、納得できる答えだ。今までのコヤンスカヤのムーブにも当てはまるし、仕事人間じみたキャラが出来上がっていったのにも、そのあたりの複雑なバランスが関わっているのかもしれない。
後になってこのあたりの言い回しは太公望自身に「方便だった」と掌を返されるのだが、個人的には半分以上は真実でもあるんじゃないかな~とも思うくらいには道理に沿っている。

ここでふと思い出したのはオベロン。色々と事情は違えど、オベロンもコヤンスカヤも『●●を憎め滅ぼせという“声”によって働かされている』という意味では少し似たような境遇でもあったのかもしれないなぁ。
その境遇に対するモチベーションetcがまるで違うのでキャラクターとしては別物だが、似ているところ&似ていないところを考えると興味深い。





互いの答え






己の秘密を盗み見られて、黙って笑っていられるような女ではないはず。
戦闘での敗北も相まって限界突破。コヤンスカヤちゃんブチ切れ間違いなし!

とんでもない地獄絵図になるのでは……なんて戦々恐々としていたが、太公望の言葉があまりにも予想外だったからか、コヤンスカヤの様子がこのあたりから変わりだす。
感情優先でキレ散らかしても不思議ではない場面だが、ここで冷静に話を聞けるあたり、やっぱりコヤンスカヤはとことん仕事人間なのかもしれない。ビジネスのためなら私情も抑えられるデキるウーマン。
これは……もしかして、イケるのか? 本当に?









太公望の提案の内容は想像以上にブッ飛んでいたが、道理としては通っている。
何もかもうまくいくのなら、実利としても感情的にも、確かに和解の可能性はあるだろう。
……が、もしコヤンスカヤ側の益が『この場で生き残る』ことだけだったのなら、この商談は纏まらなかったはず。

人類滅亡なんてものに本気になれなかったコヤンスカヤには、滅んだ人類をオークションにかけて嘲笑うことなんかより、もっと求めているものがある。
しかしそこに踏み込みすぎれば、やはり彼女は我々を許さなかったかもしれない。微妙なラインでギリギリ触れすぎず、「商談」というコヤンスカヤ好みの着地点と作り出したのは、太公望と主人公の見事な連係プレイといえた。彼らは超高難易度の綱渡りを見事に成功させたわけだ。
とはいえコヤンスカヤの方も、そのあたりの塩梅を察して多少譲歩してくれたのかもしれない。応えてくれてサンキューな。









まさに「お見事」!
コヤンスカヤという難しい女、難しい商談相手、しかもビーストという存在に対し……理論面でも感情面でも、見事に対話と和解を成立させた!
太公望と主人公とコヤンスカヤ、誰が欠けても成り立たなかった商談だ。口出ししすぎずフォローに回ってくれたダヴィンチちゃんや新所長たち仲間の存在も素晴らしい後押しになった。

結局レイドを除けば直接戦闘回数も少なく、最終決戦じみたバトルが再発生することもなかったが、こういうオチならば納得できる。
ビースト相手に対話で平和に決着をつけるなんて裏技、何度も巧くいくことじゃないだろうけど、やっぱり清々しくて気持ちいい。
ハッピーエンドすぎるかもだが、たまにはいいじゃんね。





人理と相容れぬ世界卵






よくよく聞くとメチャクチャヤベーことを言っている太公望の超反則術を受け……コヤンスカヤは旅立ちの準備を整えた。
正確には我々が異星の神を打倒するまでの間、どこかで眠り続けて待っているようだが、何にせよ『このコヤンスカヤ』とはこれが最後の会話になるのだろう。
もう二度と会えないのだと思うと少し寂しいけど、それが互いのためでもあるんだろうな。

……今年の夏に一足先に召喚された“光のコヤンスカヤ”は、今回の事件を経て眠っているor未来で新天地に辿り着いた彼女の分霊みたいなものだったりするのだろうか?
光パーツだけが「仕方ないですねぇ」って本体から離れて手助けしてくれているのかも……って勝手に想像して勝手に胸が熱くなって勝手に好きになっちゃった。なお全部妄想。









人類への警告という名の情を垣間見せ、去っていくコヤンスカヤ……で終わるかと思ったら、ギリギリになってニキチッチとの間に「ありがとうを言おう」「言いません」の子供みたいなやりとりが挟まって笑う。カーチャンと反抗期中学生か?
ニキチッチの天然発言にはコヤンスカヤさえもペースを乱されるのかもなぁと笑いつつ、なぜかニキチがコヤンに対して「小さなヤースカヤ」と呼んだことだけが引っかかってもいた。
次回、ツングースカイベント感想最終回!