FGO第二部 Lostbelt No.6.5 プレイ日記03 四人目の使徒



この記事が公開される頃にはシナリオも全て読み終わっているしPU2も始まっているが……日記内では、その時感じたことをそのままの熱量で語っていく。
ちょっとだけ不安なのは、プレイ開始も日記執筆開始も普段より大きく遅れたことで、「熱を保持する」のが難しいかもしれないという点だ。
気持ちや記憶がブレないうち、熱いうちに最後まで駆け抜けたいのが正直なところだが、物理的に難しい予感……!





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※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています



到着早々問題連発

ホームズの前に立ちふさがる男




三つの陣営が入り乱れた、サーヴァントだらけの大戦争特異点。
到着したばかりの我々にはまだ情報が少なすぎて細かい判断が難しいところだが、この地のサーヴァントたちにも「マスターがいる」のだとしたら驚きだ。
てっきり“はぐれ”のような境遇の、マスターをさほど必要とはしていない自立した立場の連中なのかと思っていた。
特異点で戦争中の大量のサーヴァント、それぞれに対応できるだけのマスターの質or人数なんて、どうやって用意するんだ……?









まだ考察や行動方針が定まらないうちに、ここで更に問題発生。『異星の神』の使徒の接近を知らせる特殊警告!
現時点で生き残っている『異星の神』の使徒といえば、ラスプーチンのみ。
……のはずが、隠れる素振りもなく堂々と現れたのは、見慣れぬ新たな登場人物だった。

事前番組でチラッと姿が映った時点でも「あのイケメンは何者だ!?」と世間で話題になっていた謎の男。
チラ見せの時点では詳細不明な印象だったけど、こうして向かい合って会話をしてみると、その正体について早くも見えてきた。
まさか……まさか! まさか、お前は……!









お、俺たちのダディ!
俺たちのアラフィフ、俺たちのイケオジ、俺たちの犯罪界のナポレオンが!!
胡散臭い系イケメンになっちまったッッ……!!!!

クソッ、これが異星の神のやり方か!?
リンボといい若モリアーティといい、そういうタイプの男が趣味なのか!!??

……って、んんっ? 「異星の使徒」? 「『異星の神』の使徒」ではなく?
…………???





新たな使徒と、植え付けられた『叛逆』






気になることは山ほどある。
ホームズの反応、モリアーティの台詞のひとつひとつ、「異星」と「異星の神」の違い、プロローグでの「独り言」。
更に振り返れば、いつかの幕間での出来事……。……あとでマテリアルから読み直しておこう。

不安と疑問は大量にあるけど、今はまだ何もわからない。わかるのは、さしあたって“今”この瞬間のモリアーティは、我々の敵っぽいということくらいだ。
新宿での立場はともかく、近年ではカルデアの面白悪おじさんとして親しみ深いモリアーティに連なる存在として、目の前の新モリアーティにも即敵意を抱くのは難しいが……そんな甘えが許される状況でもない。









モリアーティの初見殺しチートっぷりにはほぼ成す術無かったが、間一髪で逃げ出すことに成功した。
それも全てはヴラドのおかげだ。本当にありがとう、ヴラド……。あんな窮地からでも公としての矜持を見せつけて抗ってくれたの、マジで超格好良かったよ。

だが、メチャクチャ助かったし格好良かっただけに、もしこれで終わりなのだとしたらあまりにも早すぎる。
「珍しくヴラドが同行してくれるのか!」とプロローグ時点では素直にはしゃいで喜んでいた分、なお寂しい。辛い……。

最悪の展開だけは避けられたっぽいが、モリアーティ直々の術を受けた以上は簡単には治らないだろう。復帰は早くても終盤、遅ければ特異点修復後ってところか?
幸い即死や即敵対化はせずに済んだわけだし、後々にもう一度くらいは復活&活躍してくれたらいいなぁと、ちょっとだけ希望は抱いておこう。ちょっとだけね。







モリアーティはヴラドに『叛逆』を強いようとしていた。
……この特異点にいるサーヴァント、たとえばマイケル(仮)などのトップ層かつ「汎人類史を憎む」思想を持っている者たちは、他でもないモリアーティに洗脳されたんだろうか?
それとも彼らの“マスター”こそがモリアーティ?
やることも多いし規模もデカすぎて、一騎の使徒には無理があるような気もするけど……異星のバックアップがあるのなら、不可能ではないのかなぁ。

この特異点の黒幕がモリアーティだと仮定して、それでもやはり疑問は多い。
先程の一件にしても、モリアーティが直接手をかけたのはヴラドだけだったし、逃げられた主人公たちを即座に追おうとする様子もなかった。必要がないと判断したのか、それともあえて見逃したのか?
うーん、モリアーティは何を考えているのか……。その立場も目的も、全てがよくわからん。





囚われの主人公

分断、虜囚






ヴラドの努力、あるいはモリアーティの意思で廃墟から脱出した主人公たちは、結局他の陣営の斥候部隊に遭遇してしまった。
敗走中に重なるトラブルに対応しきるのは難しく、結局主人公だけが捕まり、ホームズとカドックを強引に逃がすような形になった。
うーん、いきなり捕まってしまう系の展開か……。稀によくある出来事ではあるけど、慣れるものでもない。
なんといっても相手が張角、クリームヒルト陣営だってのが……なぁ?
拷問予告までされちゃったし。









メタな読者目線では「そういう展開か~」で済んでも、作中登場人物たちにとっては驚天動地の大問題。
マシュが焦ったり、新所長が心配してくれたり……気持ちは嬉しい。でも心労をかけているのは心苦しくもある。

ホームズとカドックが現地で、カルデア本部勢は情報整理面で救出のために早速動き出してくれたようだが、主人公が敵本拠地に到着してしまえば救出作戦は困難になっていくだろう。
どうやって状況を好転させればいいのか、今は予測もつかない。





復讐界域のサーヴァントたち




一方の主人公サイドでは、まさかの張角単騎でのイベント戦が挟まり、バトルキャラとして彼を扱うことができた。
これは……来るか、PU2!? ほぼ来ると思ってもいいでしょう!
しかも声が、声が……!
中の人目当てと思われたら恥ずかしいからあまり言いたくないけど、今回ばかりは!!
こ、声だけでガチャ確定、鬼引き不可避やんけ……。周年記念も間近に、なんちゅーもんを実装してくれる(※予定)んや……。







護送の道中では、メインキャラっぽくない張角の部下たち……おそらく幻霊級のサーヴァントたちが、意外と暢気に雑談をしているのも見かけた。百年戦争だのシチリアだの、出身はあちこちバラバラなんだな。
どいつもこいつも一兵卒のようでいてサーヴァントでもあるのだが、会話のノリはわりと軽く、英雄然とした威厳や圧迫感のようなものを感じづらい。バーゲンセール過ぎて価格崩壊の危機。

今は既に退去したようだが、クリームヒルト陣営こと復讐界域には、かつてビリー・ティーチ・鬼女紅葉・フランケンシュタインといったサーヴァントも所属していたらしい。
共通点があるような無いような……。ちょい悪、混沌寄り?
復讐界域のユニークキャラはクリームヒルト・張角・サロメ+αくらいかと思っていたが、実はもっとたくさんの既存サーヴァントが現在も所属していたり、将来的には我々と敵対することになったりするのかもしれない。





気難しい女王様とファーストコンタクト




そんなこんなで早々にクリームヒルトの前に引き出された主人公。
張角と共にいたモブアーチャーにも「彼が汎人類史の味方だと考えるだけで、はらわたが煮えくり返りそう」とまで言われたし、バーサーカーなクリームヒルトならもっと激しい敵意や憎悪を向けられるかと覚悟していたが……対応は意外と穏やか。冷静というか、こちらへの興味をあまり感じない。
汎人類史を背景にもつカルデアのマスターともなれば、この特異点においてはモブアーチャーのような反応の方が真っ当っぽいが、このあたりの感覚は個体差があるのかもしれない。
もしくはクリームヒルトにとって、“カルデアのマスター”という存在はあまり価値がないのか……または、特定の存在以外は均等に無価値なのか。







おっと、ここでドキドキ選択肢タイム!
初対面な復讐女王の好感度を上げる選択肢はどっちかな?
とりあえず上を選んでみた。結果!







デデーンッ!
失敗ッッ!!!
状況をより悪化させただけでしたッッッ!!!!









ただ、色々と詳しい話を聞けたという意味では、距離が縮まったと言えなくもないか……?
ポジティブに行こうぜ!

クリームヒルトが語った『叛逆』や『復讐』は、果たしてどういうものなのか。
『叛逆』といえばヴラドを襲った例の術を連想するので、どうしたってモリアーティの暗躍を考えないでもないが……少なくともクリームヒルトについては、洗脳というよりは素っぽい気もするしなぁ。

先天的なものにせよ、後付けにせよ、どうあっても彼女にとっては本音で本気なのだろうし、和解の道はなさそうな気がする。
主人公の立場からすれば辛いところだが、読者目線では純粋に興味深い展開だ。クリームヒルトという悪の華がどんな物語を我々に見せてくれるのか、楽しみだな。

……とか暢気な感想を言っちゃうと、オベロンにキレられそうだな~ってアヴァロンクリア後からしばしば思う。 だが気持ちに嘘はつけないぜ! 読書も物語も楽しいぜ!!