FGO第二部 Lostbelt No.6 プレイ日記22 未だ謎多き過去



シナリオが長いことは把握して覚悟して挑んだつもりだったが、内容に含まれている設定も過去も想像していた以上に多く、濃い。
配信前はもちろん、六月配信の前編の時点で予想していたよりもずっとずっと多くて驚かされている。
感覚的に、FateSNのセイバールートと桜ルートを融合させたものを一気に喰らっているみたいな気分。
この内容量と重量感をソシャゲで? ……本気か?(※今更)





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※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています



森での戦いの結末

妖精騎士ランスロットとパーシヴァル






我々が妖精騎士ガウェインと戦っている頃、パーシヴァルたちは騎士ポーチュンや妖精騎士ランスロットと接触していた。
ランスロットとパーシヴァルはお互いを見て明らかに顔見知りな反応。……昔の女か?
この二人の同時ピックアップ、単にたまたまそういう組み合わせになったわけではなく、顔見知りピックアップ(仮)だったのか……!?





バーゲストとの対話の可能性






パーシヴァルたちの関係も気にはなるが、こっちはこっちで打倒した妖精騎士ガウェイン改めバーゲスト相手に重要な場面。
ついに彼女と会話をする機会を得られた! 彼女個人の人格は「プレイ日記17 これまでの話とこれからの話」で話をした感じからしても、他の妖精に比べると理解しやすいし親しみも湧きやすい、好感を持てるヒトだった。ゆっくり話し合いができる機会さえあればわかりあえるかもしれないと、その頃から密かに期待はしていた。

一方のバーゲストの側も、敵味方の線引きは崩さないままでも我々の話を聞いてはくれる。一人称が「わたくし」になり、敬語になって素の性格を見せてくれるようになったのも大きな前進だ。
……ただ、背景の秋の森は既にほぼ燃え尽きている。バーゲストともしも友好な関係を結べたとしても、秋の森の被害も命を落とした妖精たちももう二度と救われないと思うと……。
色々と「もう少し早ければ」と悔いずにはいられない。







バーゲストとの問答は、おそらくは巧くいった。即寝返ってもらえるような単純な関係ではないけど、彼女は我々の話を聞いてくれたし、それなりに認めてくれたような感覚もある。
バーゲストとの和解の芽も見えたし『妖精騎士ガウェイン』を倒すこともできたし、大きな成果を得られたのは確かなんだが、素直に喜べるような気分になれないのも事実だ。
辛い……辛いなぁ……。結局誰も助けられなかったなんて……。

あの無邪気な妖精たちの命と土地が失われたのも悲しいけど、オベロンのこともかなり心配だ。わかりやすく涙を流したり感情を荒げなかったぶん、尚更気がかり。むしろアルトリアのほうが感情を露わにしていたからなぁ。
変に自分を追い詰めたり、何かを溜めこんだりしていないと良いが……。





騎士ポーチュンの最期






パーシヴァルとガレスを前に撤退し、更にバーゲストの裏切りを密告しようとしていた騎士ポーチュン。
言動共に予想以上にやや残念な妖精だったが、ここでまさかの退場になってしまった。
ポーチュン株取引停止ッ……! 大赤字でござる。

ポーチュンの退場自体は特に惜しくも悲しくもないが、状況自体はかなり気になるもの。
『モース戦役』で嗅いだ臭い、「―――ォ……、ガ―――」という誰かの名前っぽい断末魔。しかも“秋の森”から撤退中の出来事だったとなると……。
やっぱり、そういうこと? 『モース戦役』でのモースの王って、やっぱアレ?





世界の過去、個人の過去

未来と過去のバランス






秋の森編が終わったところで、再度マシュの『断章』が挟まる。
ストーリー的には前回のそのまま続きで、マシュは未来から飛ばされてきたと思われることをトネリコたちに打ち明けていた。

この状況がどういうものなのかもよくわかってないけど、タイムパラドックスとか考え始めるとなかなか危険な行為ではあるよなぁ。
相手がトネリコ以外の妖精だったら通じなかっただろうし、マシュの境遇はもっと危ういものになっていたかもしれない。「矛盾が生じる知識を持っているのは危険だ」という話も、理屈はまだわかるようなわからないような感じだが、トネリコが忠告する以上は正しいんだろう。そういうことを教えて貰えるのもありがたい。

しかし……前回は「マシュが飛ばされた先は過去だったンダ!!」という衝撃事実ドーンで終わってしまったのでつい思考停止しちゃったけど、よく考えると超大変じゃん。
どうやって未来に戻るんだよ……。モルガンが呼び戻してくれるわけもなし、解決方法が想像もできない。





『黒騎士』や『ウーサー』について






トネリコとトトロットの二人旅かと思っていたが、ここで彼女たちの仲間がもう一人登場。『黒騎士』と呼ばれる男だ。
個人としての名前はわからなかったが、『黒騎士』という呼び名だけでも覚えがある。「プレイ日記19 正しい未来を夢みる街」の頃にハベトロットが語ってくれた、ロンディニウムの悲劇の中に登場していた人物だ。しかもその最期は……。

というか、ひょっとしなくてもこの時代って、件の“ロンディニウムの悲劇”の直前……?
この後、トネリコも黒騎士も王さまになるはずだった騎士(ウーサー)も、酷い目に合うんじゃ……?
ううう、マシュはそのあたりの逸話をまだ知らないだろうから忠告のしようもないよなぁ。
そもそも忠告すること自体が危険な行為でもあるだろう。わかっているけど……笑顔で希望の話をするトネリコたちを見ていると、それでもなんとかならないかと思ってしまう。

また、「ウーサー」といえば汎人類史ではアルトリア&モルガンの父でもある。
汎人類史でもやはり命を落としたが、原因はヴォーティガーンとの戦いだったと「プレイ日記06 女だらけの妖精円卓」の頃にダヴィンチちゃんは語っていた。







次の目的を『大穴の調査』に定めたところで、マシュ編は一旦終了。
現代のアルトリア・キャスターとは外見以外はあまり似ていないな~と思っていたけど、ここで初めてトネリコとアルトリアが似ていると感じた。キリッとしている時は敬語で救世主然としているけど、素が出ると快活な女の子っぽさが表に出てくる。最近のアルトリアもわりとそんな感じ。

前回に続き、マシュの『断章』はさほど尺が長くはないけど、内容的には重要そうなことが詰め込まれまくっていた。
へ~、北の妖精マヴって『アルビオンの加護』を持ってたんだ。だとしたらノクナレアも? それとも昔に失われたのかな?
てっきり例の大穴がアルビオン関連かと思っていたが、この流れからすると別件なのか……? 次の『断章』の大穴調査で何か明らかになるのだろうか。





ティンタジェルのアルトリア




再び現代に視点が戻ったところで、二回目となるアルトリア目線の過去&モノローグ。
前回は『汎人類史のアーサー王について』の内容だったが、今回は『ティンタジェルの思い出について』の内容になる……のかな?
母も村長も友人も、彼女に優しくしてくれるようでいて特殊なものとして扱っていた。そこにあるのは純粋な願いや祈りというより、心をザラつかせる歪な期待に見えてしまう。聞いてるだけで重たい気持ちになっていくなぁ……。







回想(?)の最後に出てきたのは、『おじいさん』
初期のアルトリアの夢にも出てきた妖精だ。感想日記でいうと「プレイ日記04 世界を知り、人々を知る」の時期、我々が名前を取り戻したばかりでまだソールズベリーにも辿り着いていなかった頃。
母も村長もあんなノリだったけど、『おじいさん』はアルトリアにとってどんな人物だったんだろう? ドラケイの河の頃に彼女が言っていた『村正に似ている、村にいたおじいさん』ってきっとこの人だよな?
ティンタジェルでのアルトリアの過去については、今回少し触れられたけどまだまだ詳しく明かされたとも言い難い。