FGO第二部 Lostbelt No.6 プレイ日記28 毒酒に潰えた希望と心



今章の雑魚戦は地味にクラス混成が多い。そしてNPCサポのキャストリアがチートクラスに強いので、彼女を採用するとアーツパが使いやすい。
……結果、混成相手には脳死でキアラ(別)だのキアラ(月)だのをぶつけまくってしまった。
こんなモンを持ち込んでしまった時点で、妖精の所業に善とか悪とか語れる立場じゃないんだよ、俺は……。





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※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています



アルビオンが遺したもの

“竜骸の沼”にて






ミラーが予想以上に色々と知っていそうだったり、“故郷”を守ろうとする妖精騎士ランスロットに偶然出会ったり……。
寄り道系のおつかいクエストかと思いきや、想像以上に重要そうなエピソードになってきた。
しかも場所は“竜骸の沼”!
アルビオンの死骸って現存するのかよ!?

そういえば、そもそもオリュンポスの頃にベリルがコヤンスカヤを誘った時もソレを話題に上げていたっけ。
あのあたりの経緯や会話の詳細もややうろ覚えになっているので、また再確認しにいこう。





コヤンスカヤの暗躍と失敗






竜の骸にコヤンスカヤが接触した経緯は、「プレイ日記26 無責任で残酷な民衆」の頃に選択肢によってはオベロンが打ち明けてくれた話を思い出せば即理解可能。
仕方ない状況だったとはいえ、女狐に特大の餌を与えてしまうとはなかなか厄介な事になってきた。……とも思ったが、体毛が無いってことは即強化に繋がらないからセーフ?

しかし、「今回はバリッバリの慈善事業」とはどういうことなのか……。
死骸(アルビオン)でもナマモノ(ランスロット)でも、コヤンスカヤに確保されるとロクなことにならないとしか思えないけどなぁ。それがなぜ人類の益に繋がるんだ?

あと厄ネタ見抜けてねぇじゃんって嗤うけど、厄ネタの存在自体は俺達だって気付いてっから!
存在するのはわかってらァ! どこの誰なのか特定できねぇだけでな!!







ギフトを外したランスロットの協力もあって、コヤンスカヤの悪巧みはさしあたり阻止に成功。しかもなかなかの大ダメージを与えられたっぽい。
この怪我が我々の将来の大勝利に繋がるかもしれないと思うと、結果的には超プラスの寄り道だった気がする。ありがとうランスロット! 本当にありがとう!!

これでコヤンスカヤも妖精國から完全撤収かと思いきや、まさかの人物の引き留めで留まったのが色々な意味で気になる展開。
その情報と交換して得られる利益って何さ?





ドラゴン系不思議美少女の過去と正体






コヤンスカヤがけしかけてきたアルビオンの死肉を焼き尽くすため、一時的に真名を晒したメリュジーヌこと妖精騎士ランスロット。
ミラーによると、彼女はアルビオンの『左手』らしい。肉片が“お手本”を得たことで形と名前を得て、生まれ変わった……というエピソードは、なんだかエルキドゥを思い出す。

ランスロットがオーロラと親しい事は前から知っていたけど、こうして出会いの様子を美しい描きおろしCG付きで語られてしまうと、その感情の深さと重さに圧倒される。ランスロットにとってのオーロラはまさに“奇跡”で、生きる全てですらあるんだろうな。
敬意や愛情を超えた信仰心のようにすら見えて、正直先行きが不安でないと言うと嘘にはなる。パーシヴァルが言及していた涙の理由も未だにわかっていないし。









アルビオンの『左手』という背景も、生まれてきた経緯や現在の状況も、色々とまだ大きな問題が待ちかねていそうなランスロットだが……正体が発覚したプラス今回一時的に共闘したことで、一気に親しみやすくなって好感度が上がった。
仮面を取ると意外と表情豊かなのも良いし、人間属性が無いからこその認識のズレや天然っぷりに加え、パーシヴァルに対して想像以上にベタにお姉ちゃんぶっている様も超可愛い。
小さい子のほうがお姉ちゃん属性とか最高か? 最強じゃん。イ・リ・ヤ! イ・リ・ヤ!!





『炎』と『風』に滅ぼされた氏族




竜骸の沼におけるトラブルも乗り越えて、ミラーともここでお別れ。
外見以上に個性が強く、最後まで明るく親しみやすいゴーストだったので、なんかちょっと寂しいな……。ナマだったらきっと可愛い子だったと思う。

別れ際、彼女は興味深い様々な情報や予言を遺していってくれたが、その中にはすぐに意味を理解できないものもあった。
わかりやすい新ビックリ情報としては、鏡の長だったエインセルが「おひいさま」と呼ばれる女性だったことか。勝手に男性、それもオッサンかジジイ系列かと思い込んでた。俺だけ?

しかも『どうにかして、私がみんなを守らないと』と思いつめていたなんて、想像していたよりずっと人間くさくて優しくか弱い妖精だったんだな。
未来がわかる一族なんていうと、もっと超常的に達観しているような連中かと思ってた。まぁミラーの時点で、その思い込みが間違っていたのは明らかだったが。





救世主トネリコの身に何が起きたのか

おそらくは最後の『断章』




このタイミングでまたも『断章』。ただし今までに比べると尺も短く、情報も絞られている。
前回は戴冠式数日前だったが、今回の時間軸はロンディニウム滅亡後。

……戴冠式前後の詳しい経緯は描かれなかったが、マシュもトトロットも表情は暗く、どんなことが起きたのか想像するのは容易い。
想像したくないとも言える。









マシュとの別れの場に立ち会っていたのはトトロットのみ。エクターも居ないし、仲間として話題に挙がっていたライネックたちの姿もない。
とても寒々しく物悲しい別れの時だったが、それでも全て無くなったわけでもなかった。
マシュが笑って旅立てるよう、優しい約束と夢を語ってくれるトトロットがすごく良い……。

そして、トトロットとハベトロットについての“種明かし”も、ここでほぼ済んだと言っていいだろう。
まだまだ隠し事はあるかもしれないけど、我々にとって致命的なものは無さそうな気がする。むしろ心配なのはトトロットの側だ。









そしてもうひとり心配なのは彼女、トネリコ。
前回に苦々しい本音を打ち明けてくれた頃、トネリコはそれでもまだ笑っていた。だが今回の彼女は、今まで見たことないような冷めた表情で、最低限のことしか語らない。
良い子ぶることもなく、空元気を見せるわけでもなく、諦めきって擦り減り切ったような悲しい反応だった。

……でも、これもまだ「悪い子ぶってる」ように見えなくもないんだよなぁ。
配下にできれば便利宣言とか、わざとそれっぽく言ってるだけじゃないか?
マシュも手放してトトロットも突き放して孤独な道を進もうとしているわりに、根っこの芯の部分で優しさを完全には手放せていないようにも感じられた。そう思いたいだけかもしれないが……。





賢人グリムとの再会




『断章』が明けて、いよいよ予言の子一行はオークニーに到着。
迎えてくれたのはクー・フーリン……ではなく、賢人グリム
プレイ日記13 シェフィールドの騎士」の頃にマシュを助けてくれて以来、所在も生死も不明だったが、こんなところで待っていたのか……!







特異点Fでの出来事と、カルデアと縁を結んでの記録の持ち越し。
ブリテン異聞帯での賢人グリムとしての一度目の活動。
全てはグリムに権能を譲渡した神霊の意向であり、カルデアを最終的に助けるための下準備ともいえる行動だった……というのが、ここで改めて明言された。

うーん、神霊って相変わらずスゲーや。
そして各神話の主神クラスの超大物級神霊はご本人召喚は叶わないってのがカルデア式召喚の限界だったりもするのかな?
メタに言うと彼らはノンピックアップ(※予想)。





『救世主』と『ロンディニウムの騎士』








オークニーの鐘撞き堂にて、最後の試練と言わんばかりに立ちはだかったのは謎のエネミー二体。『救世主』に、『ロンディニウムの騎士』……か。
うわあ……キッツぅ……。
ハベトロットの気持ちを考えただけでゲボりそうなくらい腹が痛くなるし、当のハベトロットが平然としているのが二重にキツい。
辛いよ!! 辛いよ~~~~~~!!! ハベにゃんが泣かないから代わりに俺が泣いちゃうかんな!!!





『救世主』だった少女






そして最後の『断章』ですらない、短い回想。
先程の断章ではあえて描かれなかったトネリコ側の視点や感情、戴冠式の悲劇の一部が晒される。

これもまた血反吐が出そうなほどキッツい光景と描写だったが、物凄く重要な情報が含まれているので目をそらすわけにもいかない。
トネリコの正体や仕組みに関しても、答えに繋がるヒントが大放出だ。もはやほぼ答えを明言しているに近い。









トネリコのこと、マシュのこと、トトロットのこと……。
不安なこと、悲しいことはたくさんある。
あんな光景を見てしまえば、トネリコの絶望や選択を即否定なんて出来るわけもない。

……それでもトネリコは、「モルガンを倒せたら」の未来について助言をしてくれた。
初代妖精騎士の言葉に、馴染みのある愛らしい笑顔を見せてくれた。
そんな彼女がすごく好きで、悲しくて、ともかく好きだな……。トネリコ……トネリコォォォ……。ォォォ……ォ……。