FGO第二部 Lostbelt No.6.5 プレイ日記14 此度は最後まで共に



油断しているとロマンティックに横からブン殴られることもあるFGO。
それにしても今回は玉数が多い。
ここはロマンス地雷原だった……?



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※本記事ではサーヴァントの真名を表記しています









もうひとつの竜殺し夫婦の結末

ジークフリートの“願い”






二戦目を越えたところで、再びクリームヒルト目線での回想が挟まった。
内容としては「プレイ日記11 後にも先にも一人だけ」の時のものと重なる部分がありつつもう一歩踏み出し、目の前にジークフリート本人がいるからか、より感情的な言葉が多く並んでいく。

クリームヒルト目線の回想及びモノローグを見る限りだと、彼女たちの関係はかなり一方的なもののようにも映っていたし、実際にクリームヒルト自身もそう捉えているようでもあった。
だが……。









ここからが急展開。
プレイ日記12 死地で笑う勇士たち」で主人公とジークフリートが交わしていた約束の詳細が明かされ、一気に空気が変わってしまう。
これは……そりゃ主人公も絶句するわな。でも、ジークフリートという英雄の高潔で不器用な人となりを知っていると、不思議と納得も出来てしまう。
ジークフリートは確かに寡黙だし、心身共に頑強で感情をあまり表に出さない男ではあるが、決して人情が無いわけでもなく、むしろ逆だ。
腰が低くて優しくて、正義の味方でありたいと考える生真面目で子供っぽい面すらもあって、そんな彼だからこそアポクリファにおいてはジークの命を救う行為に繋がったし、FGOにおいても我々は何度も彼に助けられてきた。
不器用だけど情に厚い、そんなジークフリートが、一度想いを通じ合った女性に対して何も感じないわけがない。





離別れても好きな人






どこかコミカルにすら映るどんでん返し。今まで何度も何度も重ねて描写されてきたクリームヒルトの『復讐』と『憎悪』が、この一瞬だけでフッと消えてしまったようでもあった。
さすがに……ちょっと、チョ、チョロすぎない? いや、背景も理屈も十分に用意された上での逆転劇なので、説得力はたっぷりあったけども、復讐界域を背負う最恐女王の最期がラブコメで本当にいいのか!?

……とも思ったが、結局はこれでいいのだろうと納得した。
復讐と憎悪が煮詰まったRG18な感情と光景を目にするのだろうと覚悟していただけに、正直少し拍子抜けな展開でもあったけど、こんな爽やかで甘酸っぱい結末も決して悪くはない。
復讐界域の女王としてのクリームヒルトは先ほどの戦いで既に終わっていて、今のこの時間は“ただの女”に戻ったクリームヒルトの心を救うためだけの時間なのかもしれないなぁ。

思えばクリームヒルトに対しては、そのビジュアルと背景設定のインパクトが強すぎるあまり、彼女の本質を正確に見抜けていなかったのかもしれない。
宝具で涙を流してしまう彼女は、本当はもっと単純に純粋に、可愛い女性でしかなかったのかもな。そういうとこに惚れちゃった感じっすか? ヒュ~ッ。









宣言通り、最終決戦における彼ら二人はボロボロで、宝具を放つ余力さえも残っていない。
まさに「ただの離別の儀式」、勝ち確定のイベントバトルのような規模と難易度ではあったが、そこが物語上の演出と綺麗に噛み合わさっているのが見事だった。
おかげでジークフリートの選択に嫌な感情を持つこともなく、心の底から二人の今を祝福できる。切なくも清々しい、良い結末だった。

竜殺し夫婦というカテゴリからして、シグルド&ブリュンヒルデとは全く異なる関係性を構築するのだろうと予想はしていたが……結果的にも、間違いなく彼らは似ているけど大きく違っていた。
……今回はこういう形で寄り添い合えた二人だけど、その記憶は本体にフィードバックされるのかな?
次回からはまた元通りツンツンに戻るのか、それとも今後はツンデレくらいで収まってしまうのか……。今後のクリームヒルトにまだまだ期待。





モリアーティの誘い

特異点に残る不気味な謎






これで三界域の戦い自体は終わってしまったが、特異点が解消される気配はない。
最終決戦としては印象がやや弱いと思っていたけど、やはり最後の敵としてモリアーティが立ちはだかるのか……。イベントNPCとして使った時は回避スキルを持ってた気もするし、必中礼装を用意しておくかな……。

ここでヨハンナからは、この特異点における彼の行動について教えてもらえた。
「界域の統一を勧めることとカルデアへの警告」か……。やはり思っていた以上に関与が浅い。加えて、特異点もサーヴァントたちも「どうでもいい」存在だったのでは、という話も驚きはすれど想定内でもある。
モリアーティにとってこの特異点は、ホームズとの決着を整えるためだけの準備の場所でしかなかったのか……?
というか、この特異点の仕組みや原因も、三界域分の聖杯を集めた今もなおよく分かっていない。そのあたりもモリアーティが最後に解説してくれるのだろうか。







未だに多くの謎が残っているものの、聖杯が確保されたせいかサーヴァントたちはどんどん自動的に退去していってしまう。
このあたり、人数が多いのに尺がわりと短くて、あまりじっくりと別れやエピローグめいた場面が描かれなかったのが少し惜しくもあった。
ドンキホーテとか、もっといっぱい話した上で別れたかったんだけどな~。

一方、別れの場面すらなく退去してしまった徐福ちゃんの置き土産では衝撃的な新情報も。
あくまでも徐福ちゃんの予測ではあるが、内容が以前のホームズの推理と真逆な点がまず注目したい点だ。
ホームズ自身も驚き、まだ考えを巡らせている途中のようだが、この“違い”にはどういう意味があるんだ?







確かにサーヴァントたちはそれぞれ『叛逆』を強いられながらも差異があった。
最後まで比較的中立だった徐福ちゃんのようなサーヴァントもいれば、ローランやアストルフォのように早々に人理側に就いてくれた者もいる。性格的に明らかに人理を守るタイプなのに、『叛逆』に抗えないままだったコンスタンティノスのような例もある。
彼らの違いは、それぞれの性格や生き方に原因があるというよりは、「繋がっているマスターの思想の違い」に起因しているほうが自然だろう。

そして不気味なのは、未だに正体も何もわからない彼らのマスターが、何人いるのかもわからないくらい大量だったのかもしれない……という点。
ここで思い出したのは、CCCコラボイベントでのセラフィックス。他にも似たような事例はあったな。
「復讐を抱く道理と資格のある」「大量のマスター」……? 加えると、張角は以前にマスターのことを「人類代表」とも語っていたが……。





シャーロック・ホームズの不調






特異点の『マスター』に関する大いなる謎。
今から戦うことになるモリアーティについても、まだわからないことは大量にある。

時間が無いとはいえ、疑問を疑問のままでモリアーティとの直接対決に向かわねばならないってのは、ものすごく不安な感じがするな……。
ただ、時間があれば解決する問題とも思いづらい。それこそホームズは、今までの時間にもずっとずっと考察し推理をし続けていたはずだ。
そんな彼でも、世界最高クラスの名探偵であるシャーロック・ホームズにすら解けない謎……。
その事実が今は何よりも不吉に思える。





決戦はライヘンバッハ






決戦の地はライヘンバッハの滝。
今まで度々カットインしていたモリアーティCGの背景は、ココだったのか……。
初登場時はねっとりと演出かけてきて、タップ連打してもスキップ出来なかったのがムカついたもんだぜ。(※純粋な暴言)
ああいうサービスは今後やめてほしい。FGOはそろそろ演出やエフェクトをワンタップスキップさせてほしい。

……細かい苛立ちが抑えられないほどの緊張感と焦燥感。
一対一の戦いに赴くホームズの姿まで、それを見送るしかない現状まで、全てが息苦しくてどうしようもない。
そもそも舞台がライヘンバッハと言われた時点で嫌だったんだよ……。
来たくなかったよ、こんなとこ!