FGO第二部 Lostbelt No.2 プレイ日記11 オフェリアが視たもの





第二章プレイ日記は全15回で完結予定だ。
夏イベントは木曜日開始が決定したようだけれど、ちょっとキツいかな……。まーしゃーない。
様子を見つつ、夏イベと並行するなり多少間を空けるなりしつつ、終わりまで書いていこう。

FGOシリーズのプレイ日記はイベントやシナリオごとに短く完結扱いにしていて、番号の振り方もその都度リセットしていた。
こんな風に、感想の順番が前後しそうな際などは、別換算で書いていてよかったなと思う。











ボーダーと共にやってきたのはスカサハ・スカディの氷の城!
今度は潜入などではなく、真正面から堂々とぶつかっていく!
作戦なんてチマチマした物はないッ!

……わりと脳筋!















シグルドとブリュンヒルデがこの異聞帯で顔を合わせるのは初めて……ではないらしい。そうか、ブリュンヒルデを炎の館に封印したのも、シグルドも関わっていたのか。
それにしても、シグルドの喋り方は本当に他人行儀だ。さすがにすっとぼけている様子には見えないけれど、シグルドもまた記憶を封じられているのか? 

「瞳の色が違う」という指摘がブリュンヒルデからもあった。
その上で、シグルド本人であることに間違いはないと彼女は断言する。
ならば信じるしかないか……と思ったけれど、よく考えたらブリュンヒルデのシグルド判定ってギャグ時空だと特にガバガバだしな……。
……そう思うと、ちょっと怪しくなってきた気がするぞ?















オルトリンデはまだ悩み、苦しんでいる最中で、彼女自身に明確な結論は出ていないようにも見える。
それでも彼女は再びブリュンヒルデと戦うことを選び、シグルドと並び立った。
ボス級のクラス混合はちょっと辛いぜ……。シグルドが単体宝具なのが救いだ。

スタメンは剣で埋めてオルトリンデに速攻をかけるべきなのに、うっかりスタメンにエウリュアレを入れてしまっている俺氏。
しかし、そんなに苦戦はしなかった。真面目に組むならば、NPC・剣アタッカー・術サポーターあたりでオルトリンデをまず潰して、後衛の弓アタッカーでシグルドを倒しきるのが定石だろう。
この戦闘では、NPCスタメン強制仕様だった。















シグルドを殺すために、己の霊基をも滅ぼしかねない、大神の原初のルーンを発動させるブリュンヒルデ。
オフェリアの魔眼による妨害も、無理やりに再起動させることで押し切ろうとする。

可能性をピンで留める魔眼の力を、“別の可能性を発生させない”ことで無力化させる……。道理としてはわからないでもないが、色々と無茶苦茶だ。
精神力だけでどうこうできるものではない、と分析したのは、他でもないシグルドだった。
愛の末に歪み狂い、行きつくところまで行き切ってしまったブリュンヒルデだからこそ、到達できた域だったのだろう。















それでも、シグルドを必ず殺す魔の槍は届かなかった。
ゲイボルグの発動を幸運ランクで判定勝ちした的なことなのか?
しかしブリュンヒルデの槍の場合は、対シグルドに限っては幸運も敏捷も関係なく即死に至れそうな気もする。

混乱する最中、オフェリアの命令で成された霊基強制再臨・最終限定解除……!
ついにシグルドの姿が、完全に表にさらされた。















“神々の叡智”がよく似合う、英霊シグルドの姿がついに露になった。
しかしその表情は……こう、イメージとは随分と異なる。

歪んだ微笑みや宝具が届かなかったこと、そして何より炎のルーンから、ブリュンヒルデはついに気付いた。
あの穏やかなブリュンヒルデが、声を荒げて「おまえは! 誰だ!」と叫ぶ姿に……正直、興奮しなかったと言うと嘘になる。
可憐でお淑やかな女性が戦士らしく激高する瞬間って、良いよな。ギャップに燃えるよ。











今度はVSシグルド1騎。
セイバーだけが相手になるので、先程よりも更に楽ができる。もちろん油断は禁物。

ブレイクの度にオフェリアの令呪による支援が起きる。
気付いた時には1ターン目でブレイクしてしまったため、上記スクショでは既に残り1画になってしまっていた。

今回の戦闘で令呪2画使って、全使用終了。
つまり1画は既に使用済だったということだ。その謎についても、間もなく明かされる。















オフェリアの令呪の最初の1画は、自殺を封じたものだった。
そしてシグルドは、自死が不可能になったからこそ、“シグルドの霊核を破壊できる者”を待っていた。

シグルドの霊核崩壊に伴う「セイバーの降臨」を、もはや止められる者はいない。
マスターであるはずもオフェリアさえ、魔眼を用いても何もできなかった。















序盤からずっと空にあった、異常な大きさの太陽。
気になっていたし、今までは謎も解けないままだった。
その太陽が真っ黒に燃え上がって、何かを生み出そうとしていた。

黒い太陽の炎が零れ落ちる光景は……こう、“世界の終わり”感がえげつない。
つまり終末……ハッ……ラグナロク、ゲッテルデメルングというタイトルはこれも意味していた……!?(気付いた顔)(今更)















オフェリア目線での、過去エピソードがここで入った。
彼女の家族についての描写は、予想していたよりも控えめだ。はっきりとしたトラウマや辛い過去などは描かれていないし、実際そういった単発の事件が問題だったわけではないのかもしれない。

家族がどうこう、魔術がどうこう、そういった小さな問題やストレスは確かに存在していたのだと思う。
彼女はあまり魔術師向けの性格や性質ではなかったし、稀有な魔眼を持ったことで苦労したことも多かったのだろう。
しかしオフェリアにとって最大の苦しみは、そういったストレスから逃げることさえできない自分……“踏み出せず、助けを待つことしかできない弱い自分”への嫌悪が、一番大きかったように見えた。















突然訪れた死の運命に対しても、オフェリアは穏やかな様子だった。

ロシアでのカドックの回想の際は、彼はカルデアAチームとしての活動とチャンスに賭けていたことが感じられた。
劣等感と可能性の中で期待して、絶望した感情の動きがはっきりと描写されていたけれど、オフェリアはカドックほど積極的な気持ちにすらなれていない。嘆きも恨みもしなかった、と彼女は言っていた。

それでもオフェリアは、“事件”の前からヴォーダイムにほのかな想いを寄せていたことがわかる。
そして彼女は、魔眼を持っているからか、隣のヴォーダイムのコフィンで起きた“奇跡”を視ていた。

ヴォーダイム自身しか知らずに終わったはずの、謎の救い手と彼のやりとり。
一部始終をオフェリアの視点から見た限りでは……本当に、とんでもないことを、ヴォーダイムは求めていた。











ヴォーダイムが何を考えていたのか、何を求めてそんな行動をとったのかは、はっきり言ってわからない。
腹黒い計算の末にそうした……なんて可能性も無くはないだろう。けれど、その可能性は相当低いようにも見える。これもまた想像の範囲でしかない。

少なくともオフェリアは、「尊いものを視た」。
諦めかけて、死を受け入れかけていた気持ちを奮い立たせるくらい、ヴォーダイムはオフェリアに大きな影響を与えた。
カドックが受けた問いと同じ問いかけを“光”から向けられた際も、彼女は全て承知の上で頷いていた。











改めてヴォーダイムと再会した後に、オフェリアは自分が視ていたことを告げて、疑問もぶつけた。
それに対するヴォーダイムの答えも、オフェリアにとっては衝撃的だった。元から抱いていたほのかな想いが、とある方向に定まった瞬間にも見えた。

この時から、オフェリアのヴォーダイムに対する呼び方が「キリシュタリア“様”」へと変わる。
異星の神でも異聞帯でもなく、ヴォーダイムのために、この道を進み続けることを決めてしまった。

……献身的で健気で、美しい姿ではある。
けれど、行き過ぎてしまったのではないかな……と、プレイヤー視線では感じないでもない。
ヴォーダイムのためにオフェリアが選んだ道は、決して彼女に向いたものでは無かったような気もする。
しかしそれでも進んでしまうのが愛ってやつなのかな……。ハァ~、愛ねぇ……。愛は不幸スイッチになりがちだよなぁ……。











そしてもうひとつ、オフェリアが「視た」もの。

この時点のオフェリアは“光”に頷いた直後に近い。まだ完全に蘇生を果たしたのか否かも怪しい状況下で、己に与えられる異聞帯を既に視ていた彼女が、たまたま辿り着いて出会ったのは不思議な存在だった。
おそらくオフェリアはまだ夢うつつ気分というか、明確な意識を持っているわけではないのだろう。ぼうっとした様子であいさつをして、ぼんやり口調で会話を交わしていた。

この絵に、プレイヤーは見覚えがある。
日曜日と水曜日についてコヤンスカヤがオフェリアに絡んでいた際に、過った画像と同じものだった。


ランス10 延長戦11 アップデート1.02追加要素 ワーグ編





時は西暦2018年4月26日ッ!!
人々は、ランス10大型アプデ追加の報を前に、歓喜に沸いていたッ……!!


当日は軽く引くくらいダウンロードが重かったため、私が1.02デビューしたのは翌日になってからだった。
あれから4ヵ月、そろそろネタバレ解禁して感想を書いてみよう。

……えっ、4ヵ月?
…………う、嘘やろ。まだランス10発売してから2ヵ月くらいしか経ってないよな?
ちょっと時間の流れがわけわかんないすわ。アーアーキコエナーイ。


※延長戦記事では第二部の内容に触れることもあるためネタバレ要注意







<魔人ワーグと……>







1.02アップデートには嬉しい要素が盛りだくさんだった。
その中のひとつが、アフターに「魔人ワーグと……」クエストが追加されたこと。
それまで存在しなかったワーグとの××が追加実装というだけでも嬉しいのに、イベントCGも新規追加でテキストも丁寧で、個人的には想像以上の豪華さだと感じた。

更に更に、ファンとして非常に嬉しいのが、“平時の魔王ランスと魔人の姿が見られたこと”だ。
第一部~第二部間の様子や雰囲気がわかって、単純に面白いし嬉しいし、想像も膨らみやすくなった。











これが「1.02での追加実装」というのも、個人的には良判断だと思う。
ワーグとの××自体は元々存在してもよかったと思ってはいるが、“魔王期のランスの様子を深く掘り下げる”ことに繋がる今回のエピソードは、第一部をクリアして第二部もクリアして、ランス10を満喫しきった今のタイミングだからこそ、純粋に楽しめるような気がする。

魔王期のランスは、作り手側にとっても遊ぶ側にとっても“禁じ手”に近いと思う。
メッチャクチャ知りたいし、面白い話がたくさんあるのはわかっているけれど、第二部最後の感動のためには、「書きすぎると危険」という面もあるだろう。

だからこそ、熱狂的なファンは一通りクリアして、ネタバレもある程度広がらざるを得なくて、誰もが落ち着いた“あの”タイミングでの追加実装は適切だった……というのも、まぁ結果論かもしれない。でも、個人的にはそんな風にも感じた。















このエピソードの時期は、ランスが魔王になって少し経った頃。
RA1年とのことなので、第一部エピローグを終えて、わりとまだ間もないのだろう。
そんな時期の魔王ランスと、魔人たちの様子が垣間見える。

サイゼル曰く「サテラが魔王狂いになった」とのことだが、ランスの性格などはこの時点ではそう変化していないらしい。
サテラも、ランスを前にしたらまだツンツンしようとするのかな?
第二部エピローグでビンタされた魔王ランスと会話をしている時のサテラは、人前だからということもあるが、そんなにベタベタしたり甘えたりする感じではなかった。
ワーグと同じように、初期の魔王ランスとサテラの××も見てみたい。ツンを維持しようとして、全然できないサテラを見てみたい……と思うけれど、さすがに難しいのだろうな。















魔人であるワーグには、魔王の命令に逆らうことはできない。
それでも、ワーグなりに懇願して、人々を救おうとしている様が哀れでかわいらしい。あと超良い子。

名も知らない人間たちに対して、涙ぐむほどに心を寄せているのは、やはりランスやその仲間たちと共に戦っていた経験があったからこそだろうか?
ケイブリスに命じられるまで引きこもっていた頃のワーグならば、ここまでは言わなかったようにも思う。
もしくは、ランスならば話を聞いてくれるかもしれないと、信頼をしているからかな。











もちろんランスに一般人を害する気などなく、単にワーグに衆人環視(モドキ)の中で××してしまうだけで終わった。
近年のランスは、自分の周囲の女の子の“そういった”シーンを他人に見せるのを嫌がる傾向が強かったので、こういうパターンはわりと久しぶりかもしれない。
今回のコレも、夢の中みたいなものだからこそ、気にせずGO! だった感じだ。











事を終えて、ぷいっとしているワーグがべらぼうにかわいい。
魔人は魔王に絶対服従、となると、反抗的な意思を向けることさえ許されないのでは……なんて心配もしていたけれど、この調子だとランスが平常な内は昔とそう変わらない関係性を続けられるのかもしれない。

魔王の血に呑まれそうになっている時期は、ここまでのんびりとは出来ないのだろう。
そうでなくても、人間時代の知り合いとは、ほとんど接触しようとはしていなかったようだし、平常時でも見た目ほどは元気ではないはずだ。
けれど、魔王ランスもたまにはそれなりに、元気にしていたのだなと察せられて、色々と興味深いし少し嬉しいエピソードでもあった。







<セスナ連れでの「異常事件解決」>











ふんす!!!!

アイスフレーム三人娘が追加されたことで増えたエピソードのひとつ、「異常事件解決」編。
CITY決戦やゼス自動開放にも追加部分があるので、それらにはまた後日触れようと思う。
今日はワーグ関連追加のひとつとして、まとめて記事にしてしまう。











サテラがガチ気味にドン引きしているのが超面白い。
「うわっ、なんだこいつ!」→「…………」→「なんだ、こいつ?」の絶妙なテンションの変化に草不可避。

セスナが眠れなくなる、という件については、確かランクエ後日談で触れられていたのだったかな。
その話が、ついに表になったわけだ。しかしこんな異常な状態になるとは想像していなかった。















ワーグ対策の秘密兵器! なんてノリでちょっと持ち上げていたランスも、わりとすぐにゲンナリモードになってしまった。
ヤベーテンションでハンマーを素振りし続けて、ふんすふんすとやかましいセスナに、早くも疲れてきたらしい。

覚醒セスナの顔はなかなかヤバい感じでかわいい。
“H”みたいになっている口元がキュート。荒い鼻息もキュート。


……ところで、今回の感想部分は内容こそ1.02で追加されたものだが、実は私自身がプレイしたのは1.03以降だった。
「異常事件解決」のために☆51以上の面子を揃えるのがやや面倒くさかったり、他のことを優先したりしていて、なかなか出来ずにいた。

以下、1.03のプチネタバレ注意。











ファッ!!??

……道中のレア宝箱では、ない。
そしてボス戦ですらなかったと思う。宝箱取得率を見るに、単にドエススキーで社会的抹殺をした雑魚戦だった。

出辛い、と噂に聞いた気がするバスワルドが、なぜかここでドドンと登場。
「R」がパァーっとなる効果が出てきて、なんぞこれと思っていたら彼女のカードだった。











ついでに、道中のレア宝箱からはトッポスが出てきた。
ステータスがえげつないけれど、食券イベントは無いらしい。ちょっと残念。















嬉しい成果もありつつ、そんなこんなで無事(?)にワーグ退治は成功し、セスナも元に戻った。
このイベントを発生させることがセスナ食券三枚目の条件だと思われる。
ちなワイは食券乱用で見てしまった。

三枚目で解禁されるカード、“覚醒セスナ”は、パーティー全員が睡眠無効状態になる。
シナリオ上では実現しなかったが、まさにワーグ対策の切り札と化す。















覚醒セスナをスタメンに加えたワーグ戦は、もはや別ゲー。
何のギミックがあるのかすらわからなくなるレベルで、すんなりとクリアできる。

ただし、当然セスナをワーグ戦までに☆51以上にしておかなければならないので、そこは要注意。
高難易度ならば余裕だけれど、通常難易度だとわりとこれが面倒くさい。


FGO第二部 Lostbelt No.2 プレイ日記10 「ナポレオンの情報源」の謎





ワルキューレ三姉妹は、再臨状態によってビジュアルだけでなくキャラそのものも、中の人も完全に変化する豪華仕様らしい。
“好きな再臨状態を選べるようになった”現在の仕様だからこそ満喫できる、嬉しい要素だ。

フレンドがどの再臨状態を愛用しているのかを見るのも楽しい……が、再臨を反映設定にした場合、最終再臨アイコンも反映されてしまうのが少しネック。
「フレンドの再臨状態を反映するけれど、アイコンはMAXでも第三再臨まで」みたいな設定もほしい。















ブリュンヒルデとワルキューレオリジナルの三人が、ついに対面する。
スルーズとは氷の城で戦ったけれど、他の二人と直接顔を合わせるのは、主人公たちにとってもこれが初めて、かな?

スルーズやオルトリンデが、“独り言”のように一人で姉妹と会話をしている姿は以前にも描写されていた。
それぞれが完全に別個体として存在しているのを確認できたのは、ブリュンヒルデの封印が解けて以降になってからだったと思う。
最初に彼女たちを見た時は、てっきり多重人格的な感じなのかと私は思い込んでいたけれど、そうではなかったんだな。こりゃお恥ずかしい。















異聞帯のワルキューレであるスルーズたちと、ブリュンヒルデは、正確な意味での姉妹ではない。
だが、“別の歴史の姉だから”と、完全に割り切れているわけでもない。三姉妹の中で特に素直な印象のヒルドは、はっきりと口に出して姉にも問いかけた。















機械のようにふるまうワルキューレたちには、姉に対する情が確かに存在する。
同時に、異聞帯で人類と世界のために戦ってきた矜持もある。
立ち位置が異なる以上は、話し合いで解決するわけもない。冷静な表情を貫いていたスルーズですら、声を荒げる姿が、少し悲しい姿にも見えた。















全体宝具ランサー×3体というのはなかなか厄介ではあるが、同じターンに無敵を張ればいいという安心感のほうが強いかもしれないな。クラス混合だともっと辛かっただろう。

フレマーリンかフレジャンヌが居れば、比較的安定した戦いをすることができる。
ブレイクによる効果がユニットごとに違うのが注意点だろうか。
特にスルーズは、味方ひとりにタゲ集中を付与してくるので、タイミングと味方のクラスによってはフルボッコ即退場させられてしまう。序盤にはブレイクしないほうが良いだろう。















過去を想う、“誰か”のモノローグ。
このモノローグは、ブリュンヒルデが仲間になった直後にあったものと、同一人物によるものだろう。
あの時は誰の話なのかわからず、「ブリュンヒルデとシグルドに関連した話かな?」と私は予想していたけれど、ここで“ワルキューレ”の気持ちだったのだと改めて明らかになった。

異聞帯でもやはり、ヒトを愛して裏切られたブリュンヒルデ。……ということは、異聞帯でもシグルドは存在したのだろうか? 異聞帯では、また少し違った形で違う歴史なのかもしれないし、詳しいことはわからない。

ひとりだけおかしくなってしまったブリュンヒルデが、ワルキューレはショックで恐ろしくて、怯えながらも“美しい”とも思ってしまった。その時点でワルキューレたちは、ある意味バグってしまったのだろう。















ブリュンヒルデと戦い続けたスルーズとヒルド。二人は、最期はブリュンヒルデの手で壊されることを望んでいるようですらあった。
彼女らほどの激情に至らなかったオルトリンデは、ひとりだけ生き残る。
機械のような、同一存在のようだったワルキューレが、ひとりまたひとりと少しずつズレていった結果が、この結末だ。

残されたオルトリンデも彼女らの気持ちは理解できていた。
姉妹の感情がわかって、ブリュンヒルデへの想いが改めて自覚されてしまって、涙をこぼす姿が痛ましい……。
本当の意味で、異聞帯最後の戦乙女になってしまったオルトリンデの孤独を想うと、スッゲー辛い。















その頃、ペペロンチーノと通信をしていたオフェリア。
ロシアに引き続き通信相手として登場するあたり、ペペロンチーノのコミュ力と器の大きさをビシビシと感じる……。
“オネエキャラは良い奴……と見せかけて逆にメチャクチャ危険な奴”と勝手に深読みしていた私だけれど、この調子だと、やっぱりペペロンチーノは普通に良い奴なのかもしれないな……。

そして、ペペロンチーノの口から出た「種子」なる単語も気になる。
空想樹についてはまだまだ謎だらけだ。
しかし物語はまだ第二章……第一部で言えばローマ、セプテムだ。初期実装シナリオレベルの進行度だ。
……えっ、まだメッチャ序盤じゃねぇか。もはや中盤くらいのイメージだった。















改めて、シャドウボーダーの仲間と再合流を果たした。
仲間が増えたことや氷の城に囚われたシトナイの話など、様々な情報を突き合わせて、方針を定め直す。
神性シトナイが勧めた以上、やはり空想樹切除は最優先で考えるべきだ。ペーパームーンを取り換えることを考えれば、シグルドの撃破は必須条件になるだろう。

ここでダヴィンチちゃんが、「女王はクリプターと我々を量っているのでは?」という考え方が出てきた。
確かに今までの流れから、そんな雰囲気は感じないでもない。明らかに女王は、彼女自身の意思で積極的に主人公たちを排除しようとはしていなかった。

しかし量った結果、“カルデアの方が正しい”と判断したとして、汎人類史側につく利点がスカサハ・スカディに存在するだろうか?
クリプターとカルデアは敵だが、異聞帯と汎人類史も相反するものに違いはない。異聞帯が切除されることなく、汎人類史と同居し続けることが可能だというのなら、また別の話だろうけれど……うーん。

だが、女王と対話できるという可能性は大事にしたい。問答無用に戦いになれば、現状ではまず間違いなく負けそうな気がする。
肝心の交渉手段は……















で、出たァーッ!
新所長の奥の手、カリカリベーコンエッグだァーッッ!!


新所長のゴハンがいちいち美味しそうで困る。
新漫画、“ムジークさんちの所長ごはん”が連載開始されても不思議じゃないッ……。
つーか高確率で来ると見たね。カルデアエースやタイプムーンエースで単発コミックあるでコレ。

そして、またまたアポファンサービスに余念のない新所長。
ついにトゥールの名前を素直に出してしまった。出しちゃったよ!
なんだよ……こんなにアポファンを喜ばせて、どうするつもりだ!















ここで、ゲルダについてダヴィンチちゃんから釘を刺されてしまった。
うん……そうなんだよな。こうなると、やはりゲルダとはもう会えないのかもな……。

そしてその後、寝るか否かの選択肢が発生。
この選択肢、内容がかなり変わってくる。フツーのギャルゲがエロゲみたいに、会話する相手と内容がまるで変わる。ロシアでの伐採・採掘選択肢を少し思い出すな。夜会話。

私は上の選択肢を選んだ結果、ナポレオンとの会話が発生した。
後にマテリアルで下選択肢も回収。そちらはブリュンヒルデと会話だった。エロゲなら下選択肢だな……。















ナポレオンとの会話も、ブリュンヒルデについて。彼女の歴史やシグルドとの物語について、主人公に教えてくれた。
ワルキューレを手にかけたことや、シグルドとこれから戦うことについて、ブリュンヒルデの想いを気遣っているナポレオン。良い奴だ。
「先約」というのは、やはりオフェリアのことだろうか? 結婚云々や婚約云々だけでなく、他にもオフェリアと何か約束をしているのか……もしくはナポレオンが勝手に誓っているのかはわからないが、この場で詳しく語ってくれるわけではなかった。

シグルドと戦って殺すことは、ブリュンヒルデにとっては当然のような運命だ。
しかし、決して喜ばしい行為ではない。彼女自身は気にしないかもしれないし、そう振舞うかもしれないけれど、「誰かが自覚すべきだ」とナポレオンは言った。















そして、ここでスッゲー気になる話。
前からナポレオンが口にしていた“情報源”について、軽く語られた。

詳しくは秘密にする約束だという話で、細かいことまでは教えてもらえない。
「ナリはただの人間」「異聞帯で生きる知恵に長けていた」「地球漂白の経緯を探している」……ということを、ナポレオンは教えてくれた。
ん? わりとメッチャ喋ってくれてない? そんなに秘密にしてなくないか??

集落の結界を強化した奴と、同一人物かもしれない……というのは、あくまでもナポレオンの想像だ。別人の可能性も、まだ否定はできない。
「漂白の経緯を調べる」という点だけならば、第一章“outro”に登場したディヴィッド・ブルーブック……だったか。そいつを少し思い出す。
あの人物は、その後どうしているのだろう?

普通の人間に異聞帯に入り込む術や生きる知恵は無いだろうし、無関係の可能性もあるけれど、ところどころ重なるのがやはり気になる。
“カルデアの者”といい“虚数空間で出会った何か”といい“情報源”といい……謎は増えていく一方だ。くそー、気になる。


ランス6 プレイ日記012 秋の森に火を放て





ようやくユニットが増えてきた。
けれどまだまだFR制限に引っ掛かりやすくて、自由にキャラを連れ回し放題というわけにもいかない。
プレゼントを使うという手も一応あるけれど、消費アイテムに対しては勿体ない精神が勝りがち。エリクサー症候群。


※シリーズ最新作等のネタバレを含む可能性があります














シィル復帰で発生したイベント、“今後の事を考える”。
ウルザ相手にはそれなりにやる気を見せていた(?)ランスだけれど、わりとすぐに気が変わる。
「なんか飽きたし帰るか」のパターンはよくあるやつ。
罠表記されていたり、即バッドエンドになったりしがち。














そんなことを考えていたランスの部屋にやってきたのは、孤児院のカーマ。
純粋な好意から、御礼のクッキーを持ってきてくれた。

裏などない、真っ直ぐな信頼が眩しい。笑顔がかわいい。
結局こういうのに、人間は誰しも弱い。











ランスはそんなものはあまり気にしない……というわけでも、意外とないところが面白く、ちょっとだけ良い奴。
ぶつくさ言いつつも、わりとそれなりに付き合ってくれる。
「不良が良いことをすると目立つ」パターンと言われれば、まぁそうなのだが、このバランス感覚がランスらしくて良い。

この頃から既に、幼女に対してはかなり甘い男だった。
今後は香姫・リセットと周囲の幼女が増えていき、どんどん幼女の扱いが巧くなっていく。











そして、シィルとも久しぶりにイチャついた。
シィルの「おうちに帰りましょう」発言を久しぶりに聞く。冒頭でも言っていたっけ?
今後もわりとちょくちょくシィルの口から出る、この言葉。
それをランスは毎回あしらい続けていたけれど、きちんと憶えていたんだよな……などということを考え始めると、ランス10の尊さを思い出してワイはすぐに涙ぐむ。

さておき、このシーンはランスとシィルの××としては普通に真っ当に、わりとマジでイチャついている。
ランスにしては珍しい本音が少しだけ伺い知れたりもするあたり、シィルと離れ離れだった件は我々の想像以上にストレスだったのかもしれない。
元気に明るくキムチさんを襲ったりウルザを襲ったりしているから、全然余裕たっぷりなのかと思っていた。うーん、単純なようで難解な男だ。














さて、新しくメインシナリオも追加されているけれど、もう少し寄り道を続けよう。
向かったのはサーナキアの元。
彼女が隊長を務めるシルバー隊は、メガデスも所属していた実戦部隊だ。
そんなシルバー隊が苦戦している任務にちょっかいを出しにいく。














なんと先日のランスの命令でクビになった男性隊員の一部が夜盗と化しているらしい。
キムチさんや子供に乱暴する奴もいたようだし、わりとロクでもないのが多かったんだなアイスフレーム……。
トップのウルザの現在がこんな調子だから、腐りやすいところから駄目になっていったのかもしれない。
ランスの命令で大幅に人数を減らしたことで、管理しやすくなって良かった……なんて見方もできなくはないか。ま、結果論だ。

相手は用心棒を雇ってシルバー隊を撃退したらしい。
その用心棒が女性魔法使いだと聞いて、更にランスはやる気満々になった。
ハニーを率いている、という特徴はどこかで聞いたような……フェロモンAカッタージャクタイン……。














新しく、“秋の森”に移動できるようになった。
しかし必要好感度が……えっ……
12ッ……!?

め、めっちゃキツいぞ!
サブイベントで加算できた三人娘やシィルと、各地のダンジョンのFRイベントでギリギリ達成できたロッキーしか無理!
チクショウ……な、舐めやがって……ッ!














しかもこのダンジョンの何が辛いって、各所に“無気力キノコ”の罠がある点だ。
この罠を踏むと、味方ユニットひとりが使用不可になってしまう

ただでさえパーティーの人数が少ない今、ひとつふたつ踏んだだけでも編成が半壊してしまう恐怖。
ギギギ憎イ。この森に火を放ってやりたい。











“無気力キノコ”の罠は、ダンジョンの足元をよく確かめれば、気付くことができる。
……だが問題はそこじゃあないんだ。マップを埋めるためには踏まざるを得ず、細い道ではやはり踏まざるを得ないのだ。
ギギギ憎イ。この国に火を放ってやりたい。

現在の人数では、とてもではないが、秋の森全てを周りきることはできない。
どちらにせよ現時点ではマップを埋めきれなかったはずだし、テキトーなところで諦める。
いつかフルメンバーで踏み荒らしてやるからな……。覚悟しやがれ……。














戦闘には出てくれないカオルだけれど、イベントには登場する。
……イカンな。秋の森への憎しみのあまり、関係のない方向にも敵意を向けてしまっている。穏やかに行こう。平和を愛そう。

集団解雇された元レジスタンス構成員が隠れるのは、秋の森にある地下の基地。
そこまで奥地ではないので、“無気力キノコ”の罠を避けて辿り着くことも可能な場所だ。
どうやらサーナキアたちは、まだここまで来ていないらしい。














男たちと戦闘になるが、当然ほぼ雑魚。
少ない人数でも、苦戦することなくサクッと倒せてしまった。

更に奥へと逃げ込んだ男たちを追うと、「先生」がついに姿を現した。
わけのわからない嘘に騙されて、夜盗の用心棒になっていた女性魔法使い。
その正体は……リズナだった! ババーン!














絵柄の変化もあるだろうけれど、ランス6の頃のリズナは顔立ちも少し幼い感じだ。かわいい。
オロオロするリズナに、どちらをより信用するのかと問いかけるランス。
両者を見比べて……。











KAWAII!!!

“ととと……”という擬音から伝わる淑やかさ、ちょっと遠慮した感じ、なんともタマラナイ。
そんなこんなで用心棒を辞めたリズナは、無事にランスの仲間になってくれた。

これでアタッカーひとり追加だ。
リズナはSPも多めだし乱舞も強くて便利だし、使いやすい良ユニット。
今後の戦闘でもたくさん活躍してくれることだろう。











……それにしても。
全然話は変わるのだが……秋の森で改めて実感したんだが……ランス6のヒーリング、スゲェよな……。
累積もしないしHPも結構回復されるし……スゲーよ……。
感動したよ。シィル、お前は最高の女だ。


FGO第二部 Lostbelt No.2 プレイ日記09 「カルデアの者」の謎





第二章は、バトルの難易度自体はそこまで高くはなかったように思う。
しかしクラス隠しは許せませんなァ……ギギギ。

さておき、第一章・第二章の流れからして、「異聞帯の王と空想樹のクラスは同一」というのはほぼ確定と考えてもいいのかな?
もちろん今後はあえてパターンを変えてくることもあるだろうし、“今回は異聞帯の王戦、なし!”みたいな変化球もありうる。

通常クラスというだけで、第一部の魔神柱よりはまだ対応し易いかもしれない。
しかしルーラーが来たら怖い。バーサーカーが来たらもっと怖い。……狂空想樹はフツーにありえそうだな。怖い。















ブリュンヒルデといえば、本人もよく口にしているように“シグルドを殺す”者だ。
傍から見ると苦しくはないかと心配してしまうほどの執心っぷりは、印象としては呪いに近い。

そんな彼女が、この異聞帯に呼ばれた理由は……やはり、敵にシグルドが居るから、なのだろう。
クリプター側のサーヴァント、汎人類史の敵としてシグルドが存在しているからこそ、そのカウンターとしてのブリュンヒルデが召喚されたのだろう、と察せられる。
ブリュンヒルデも既にそれを理解したうえで、シグルドと戦うことを心に決めているようでもあった。











美しいブリュンヒルデを目の前にして、ついつい軽く口説いてしまうナポレオン。
気持ちはわかる。スッゲーわかるけど、マシュのような純粋で潔癖そうな少女から見れば、「オフェリアさんは?」とツッコミを入れられてしまって当然だ。

その流れから、“英霊ナポレオンの妙な癖”が明らかになった。
自称なのでやや怪しい感じもあるけれど、「現界の度に一人の女性を愛する」とは、なかなか難儀な霊基だ。これはこれで呪いっぽい。
その相手が、今回の現界にあたってはオフェリアだった、ということか。
理屈や理由としてはわからないでもないけれど、愛される女性側からすれば「(´・ω・`)知らんがな」案件だよなぁ……。もっともオフェリアは真面目女子過ぎて、本気とすら受け止めてはいないようだけれども。















ナポレオンとのやりとりの中で、ブリュンヒルデの持つ神代のルーンも披露された。
スカサハ・スカディやシグルドが扱っていたものとは、また少しタイプが異なるが、あくまでも使い方の一端なのだろう。

恋愛的な熱意を向けられると、「困ります……」と頬を染めるブリュンヒルデの表情はメッチャクチャかわいい。メガンテキュート。
しかし調子に乗り過ぎると、その槍でグサーッとされてしまうので注意が必要だ。
ええとナポレオンは“愛する者特攻”は刺さるのか否か……(ググる)……あっ察し。















ブリュンヒルデが味方に付いてくれたのは、本当に心強い。
しかし、シグルドに対しては正直謎も多いので、不安が晴れたわけでもない。

確かにナポレオンの言う通り、3000年前から神代が続いている管理された穏やかな北欧異聞帯において、“英雄シグルドの物語”が発生したようには思えない。3000年以上前に起きたとしたらワンチャン? ああでも、シグルド伝説って汎人類史では西暦以降なんだっけ? ああでもそれは文献等に纏められただけであって、シグルド自体が存在した時代はああえっと……ややこしいので考えるのをやめた。

ともかく、シグルドについてはまだわからないことが多すぎる、ということだ。
ブリュンヒルデというカウンターの力を無事に得られたからといって、油断するのは危険だ。
そして、ここでもゲルダに引き続き、ブリュンヒルデに対して馴れ馴れしい(?)フォウくん。ほんまなんなんや。そろそろフォウくんへの疑問を抱き疲れてきたぞ。















ナポレオンの案内で、“第67集落”へと立ち寄る。
ゲルダたちの集落とは少し離れた場所にあるこちらの集落は、以前にナポレオンが救った集落らしい。子供たちもナポレオンのことが大好きなようで、主人公やマシュにもとても好意的だった。

子供らしい純粋さに少しの悪戯心も持って、キャッキャとナポレオンと触れ合っている様がかわいくて平和で、とても微笑ましい。ナポレオンが子供の目線に合わせられる、出来た大人の男だから、というのも大きいのだろう。











無垢な子供たちの求めに応えて、優しいお姉さんとして相手をしてくれるブリュンヒルデの姿が……また、良い……。
まるで普通のお姉さんのような距離感、あたたかさ、穏やかな表情を見ているだけで心が洗われるようだ。
こんな姿が見られて本当に良かった……。CMでのあのシーンも、このあたりのイメージなんだろう。本音を言えば、もう少しじっくりゆっくり見たかったようにも思う。















集落はとても穏やかで平和な様子だが、“新たな結界”の存在にブリュンヒルデが気付く。
彼女曰く、確実にルーンではないが、神代の域に達した魔術による強固な結界だという。
ルーンでないということは、スカサハ・スカディが張ったものではない。また、オフェリアも特別に結界魔術を得意としているわけではない。

いったい誰が、この集落を守る“新たな結界”を張ったのか?
謎のまま、このタイミングで新所長との通信が突然繋がった。奇跡的な偶然とのことだが、本当に偶然だったのだろうか?
“新たな結界”が、通信にも影響を与えているのでは……と思えなくもない。











ブリュンヒルデの新所長評価は、「困るような困らないような曖昧な印象」。
うーん、なんとなくわかる。たぶん根は困る人なんだけれど、新所長が困らないムーヴをしようとするというか……。

さておき、新所長からの情報で、ゲルダたちの集落に危機が迫っていることがわかった。
大急ぎで、彼女らの住む第23集落へと再び移動だ!
もうちょっとここでゆっくり過ごして、ブリュンヒルデと子供たちのほのぼのした触れ合いを見守りたかったというのに……空気の読めない巨人種め……!















急いで移動しても、辿り着く頃には日が暮れて真っ暗になっていた。
しかし巨人の姿は見えず、破壊された形跡もなく、ゲルダが笑顔で迎えてくれた。

ゲルダが再会を喜んでくれたのはとても嬉しい。無事で何よりだ。
だが、随分と新所長からの情報とは雰囲気が異なる。
ちょっとちょっと、どうなっているんだいゴッフ! これならブリュ子供ほのぼのチャンスもまだ十分あったじゃないか!















日が沈む前……ということは、新所長と通信が繋がった頃か、もう少し後だろう。
大扉の向こうからやってきた、ボロボロの服を着た“カルデアの者”
舌打ちをして、おそらくは結界の強化を施して、そのまま去っていったという。

まただ。また、“カルデアの者”だ。
ロシアでも似たような話を聞いたが、あの時は「武蔵ちゃんだったのでは?」と誤魔化されて、曖昧に終わってしまった。
しかしあの時も謎は多く、武蔵説も正直怪しい印象ではあったが……今回の件は確実に、武蔵ちゃんの仕業ではないだろう。
少なくとも我々の知っている武蔵ちゃんには、神代レベルの結界を張る術はないはずだ。















その人物は、ルーンではない神代の魔術や結界を扱うことができる。
その人物は、“カルデアの者”を名乗るが、その時に同時に舌打ちをしているようでもある。
その人物は、ボロボロの服を着て、顔を見せない。または、顔を相手に記憶させない。
その人物は、全てが同一人物であるとするならば、異聞帯間を行き来している可能性が高い。少なくとも嵐の壁は、何らかの方法で乗り越えている。


……現時点でわかっている情報としては、これくらいかな?
北欧異聞帯に突入した際、虚数潜航中に接触した謎の存在と同一なのか否かまでは、現時点ではわからない。
また、「ロシアと北欧に現れた“カルデアの者”は同一人物ではない」という引っ掛けである可能性も無くはないだろう。

ブリュンヒルデ曰く、第67集落・第23集落に張られている結界は完全に同一のものだったらしい。
そして、初めて訪れた際の第23集落や先程の第67集落では繋がった通信が、今は出来なくなっているとマシュは言った。
結界のおかげで通信が繋がったのかと先程は思っていたけれど、違ったのかな?















混乱したまま別れてしまって、久しぶりに再会したゲルダ。
彼女は主人公たちの無事を喜んでくれただけでなく、改めて彼女の正直な気持ちを教えてくれた。

“外”のことや“御使い以外の不思議な人”について、ゲルダは理解しきれているわけではないだろう。それでも彼女は自分なりに考えた末に、「マシュさまのことが好きよ」と笑ってくれた。
本当に優しくて、あたたかくて、純粋無垢で……眩しいくらいだ。
だからこそ、既に苦しい。















翌朝になり、ボーダーの要請で再び集落を発つことになった。
再び、慌ただしい雰囲気のまま、ゲルダの家を離れる形になってしまう。

ゲルダは笑顔で見送ってくれた。
この雰囲気に、なんとなく、「これが最後なのかもしれない」とこの時点で思う。
もう会えない相手の儚さや美しさを、この時のゲルダには感じてしまった。


FGO第二部 Lostbelt No.2 プレイ日記08 あらぶるフォウくん





新登場したアルターエゴはバトルキャラも無かった以上、実装はしばらく先なのかな?
村正といい彼女といい、引っ張られるよな……。石の貯め時に気を遣うぜ……。
とはいえ第一部でも、ホームズやエレシュキガルは相当引っ張られていたから、想定の範囲内ではある。

哪吒やアキレウスも初登場から正式参戦までは時間がかかっていたけど、あのあたりは特殊な例って気もする。
あとは立ち絵オンリー鯖化ワンチャン勢としては、アグラヴェインやイアソンもだな。
彼らもいつか実装されたら嬉しいな。















夢から醒めると、目の前にはマシュやナポレオンと共に、初めて出会う疑似サーヴァント・シトナイの姿があった。
言葉遣いから想像していた通りの姿形に、ワイはフツーにビックリ。
……いや、確かに“この娘の疑似サーヴァント”は今まで存在しなかった。けれど、プリヤのイリヤが既に居るので、それで終わりかなーなどと思い込んでいた部分もあったと思う。

シトナイとプリズマイリヤとSNイリヤについては、疑似だったり平行世界だったり色々ややこしいので、分けて考えるべきではあるだろう。
だがそれはそれとして、「SNイリヤ色の強い」シトナイが登場したのは、いちファン心理として嬉しい。メッチャ嬉しい。
ワイはな……。妹でもあり姉でもあるSNイリヤが、メッチャクチャ好きなんや……。















アインツベルンのことを知っているマシュ。
とはいっても、冬木の聖杯戦争の御三家として、「データベースで見たことがある」程度らしい。

FGOの世界では、第五次聖杯戦争すら、登場人物も登場サーヴァントも元々のステイナイトとはかなり様変わりしているようだった。
この世界軸におけるイリヤは、果たしてどんな運命を辿ったのだろう? 御三家は、どうなってしまったのだろう??
冬木に関しては、まだ解決していない謎が多すぎて、わからないことだらけだ。

今回疑似サーヴァントとして登場したシトナイは、女神の分霊三柱が集まった“アルターエゴ”らしい。
女神を集めたハイサーヴァントといえば、我々に馴染み深いのはパッションリップ&メルトリリスのCCCコンビ。
だからシトナイも、彼女らと同じアルターエゴなのだろう。















シトナイは、ナポレオンと同じく汎人類史側のサーヴァントだ。立ち位置的には、第一章のアタランテオルタやビリーたちと同じ、土地に呼ばれたはぐれサーヴァントということだろう。
そんな彼女は、異聞帯側から見れば敵でしかないはずだが、やはりスカサハ・スカディは殺さなかった。それはやはり女王の慈悲でもあり、彼女とシトナイ内の女神の複雑な関係あってこそでもある。

シトナイからは、いくつか重要な情報を得ることができた。
彼女は主人公たちに助言をし、シグルドに対抗するための手段も教えてくれる。
この場面で、ナポレオンがシグルド対策について、「オレにも奥の手がある、ただ容易には扱えない」とブツブツ言っているのが気になった。引っ張るよなぁ。ぜってー“ここぞ”という時まで明かさない気じゃねぇか。ステラの匂いがしてきたぞ。















シトナイと共に脱出することは、今はまだ出来ない。
助けを借りてばかりで申し訳ないけれど、いつか必ず返そう。

彼女のおかげで、無事に城からの脱出も成功する……直前で入ってくる邪魔。
コヤンスカヤァ……。ロシアでは、「次に会ったら恨み言を聞いてあげる」って言ってたじゃねぇか!
恨み言を聞くどころか、メッチャ嫌がらせしてくるやん! 騙しやがったな!















フォウくん!
フォウくんに黒い心が宿っている!!


“残り35体”表示を見た時はヒエーと思ったが、8ターン経過した時点でバトル終了した。
ターン経過で自動終了だったのだろう。いつかのネロ祭の高難易度を思い出して、ちょっとドキドキした。















主人公たちを試したと思えば、今度は再びオフェリアにちょっかいを出すコヤンスカヤ。
うーん、本当に今回のコヤンスカヤはオフェリアによく絡む。
悪い意味で気に入っているのだろうと私は勝手に想像していたけれど、意外とそれだけでもないのかもしれない。















オフェリアは本気で嫌がっているのだろうし、コヤンスカヤ的にも“嫌がらせ”である自覚はあるのだろう。
それでも、シグルドの目から見ても、“活を入れている”ようにも見えなくはない……というのは、なんとも複雑だ。

コヤンスカヤは底知れない恐ろしい女だし、彼女が他者にマトモな意味での親愛を向ける姿はなかなか想像ができない。だからか、こんな形での接触が“コヤンスカヤなりのコミュニケーション”なのでは、とも思えなくもない。
表現の仕方が歪んでいるという意味では、たとえばCCCにおけるBBの表向きの要素が更に極悪になった感じというか……。















無事脱出できた主人公たちは、シトナイが教えてくれたもう一人の女神を探して、炎の館へと辿り着いた。
山を覆う炎も青色だったけれど、館の炎も青と赤が交じり合ってどこか幻想的。美しい。

激しい炎は館を燃やし続けているわけではなく、空間に対して固定されているらしい。山を覆う炎と似たような状況だ。
……となると、まず間違いなく魔術的なマジカルファイヤーなんだろう。普通に考えればスカサハ・スカディによる封印の類、だろうか。











巨人の相手をしている最中、飛び込んでくる謎の……謎の……なんだこれ……?
杭みたいな、UFOみたいな、ちょっと魔神柱を感じるような、よくわからない……何か!
ええい、名を名乗れ! ……いや、名乗らなくてもいい!

ク ラ ス は 名 乗 れ ! !
(半ギレ)















ナポレオンや主人公、マシュがそれぞれ記憶と知識で分析を試みる。
そんな中で、何やら積極的にアピールしてくるフォウくん。
何かを言っている、伝えたがっているのはわかるが、具体的に言葉がわかるわけではない。

……つーか、本当になんなんだよ今回のフォウくん!
意思出すぎ! 感情表現豊かすぎ!
こんなに生き生きとしたフォウくん、第一部ですら、マーリン相手にブチ切れ芸をやっていた頃しか見たことがなかった気がするよ!















謎の何かを殺しきる(?)ことはできなかったようだが、混乱の最中、館の中で眠っていた彼女が目覚めた。
状況やストーリー、展開やCMから想像していた通り……汎人類史の英霊、ブリュンヒルデ!
FGOではなかなかきちんとした出番が与えられず、ファンをやきもきさせていた……ブリュンヒルデが、ついに、本編デビュー!
しかも狂っていない、平常時の穏やかなブリュンヒルデだッッ!!

……私はブリュンヒルデに詳しいわけでもなく、熱狂的なファンというわけでもないが、“ファンの嘆き”はたまに耳にしていた。
本当の彼女を知り得る機会がなかなか無く、ピックアップも少なく、扱いが良いとは決して言えなかったブリュンヒルデに、ついにやってきた晴れ舞台……。
よかった……本当によかった……。
おめでとう。ブリュンヒルデと彼女を愛するファンに、心の底からおめでとうと言いたい。拍手をしたい。


ランス6 プレイ日記011 出会い、そして再会





キムチさんのFR稼ぎに明け暮れていたせいで、すっかり仲間にしそびれていたあの男やあのヒロインを、今回ようやく迎え入れることができた。

……そういえば、武器や防具をまだあまり買っていない。
ええと、ランス6での武器・防具はどんなシステムなんだっけ?
あと鍵は結局買うしかないんだっけ?
未だに色々なものが手探り状態だ。


※シリーズ最新作等のネタバレを含む可能性があります














サブイベント消化のためにダンジョンを行き来していると、自動的に発生したイベント。
サーベルナイト討伐をクリアしたことで解禁になっていたのだろう。
ここで、ランス6における千鶴子が初登場した。

クズ揃いの長官の相手を一人で頑張っている千鶴子は、大変だな……。
他の四天王は6の時点だとわりと各々勝手にやっているので、千鶴子に負担が集中しているように見える。
10をクリアした今、改めてこの頃の彼女を見ると、こう……同情の気持ちのほうが強くなるかもしれない。頑張れよ。きっといつか良いことあるよ。眼鏡だから幸先やや不安だけども。











昔にランス6をプレイした際は、衣装の派手さに気を取られてしまったせいか印象がうろ覚えだったけれど、こうして改めて見ていると、千鶴子は千鶴子でゼスの現状に思い悩んでいるんだなとよくわかる。
ゲス揃いの長官共が、意外と鼻が利くうえに立ち回りもそれなりに巧いことで、若い女性である千鶴子はあしらわれてしまっているようだ。ガンジーがもう少しフォローしてくれれば、とも思うけれど、きっとそれではどうにもならなかったからこその、征伐のミトなのだろうしな。

さておき……やはり、6の千鶴子の衣装は派手だな。ゴージャス過ぎて趣味の悪い合体ロボみたいに見えてくる。
でも顔立ちは美人。当時の作風もあるのだろうけれど、最新作より幼い感じでかわいい。














続いて発生させるのは、カオルの尾行イベント。
必須イベントなのかなと思っていたけれど、そうでもない……のかな?
とはいえランス的にはほぼ必須。これを経ていかなければ、カオルとの××に繋がらない。大問題。

女の子が二人でコソコソしているだけで、わりとレズだと決めつけがちなランス。
今回もそんな勘違いをして、「抱かれなければバラす」と無茶苦茶な脅迫を吹っ掛ける。
ランスの思考ピンク色っぷりに折れたのか、カオルも検討すると答えてくれた。
進展はいつかな? ワクワクでドキドキだ。














サブイベント系をこなしながら、次に向かったのは、周辺の森。
最近はイタリアで玉集めをしていたため、来るのはわりと久しぶり。
そのせいか、すっかり“とあるイベント”を発生しそびれていた。

……いつから解禁されていたんだっけ?
もしかしてサーベルナイト前から可能だったのかな?
うーん、完全にうっかりしていた。











周辺の森にあったイベントマスにて、現れた怪しげな男。
その名は調教師タマネギ。
大悪司からのゲストキャラクターであり、ランス10でもリーザス解放クエストにて名前だけは登場した男だ。

アイスフレームにランスが加入して以降、タマネギは周辺の森にて仲間にすることができる。
ある程度森に通い、イベントマスを踏むだけで加入してくれる。戦闘も無い。

彼は前衛・後衛を同時に攻撃できる、貴重な貫通アタッカー……だが、攻撃力はわりと残念。
それでも現時点では貴重な後衛攻撃係として嬉しい。打たれ弱さもやや厳しいが、ランス6はパーティーメンバーをぐるぐる変更させつつ攻略を進めていくゲームなので、駒が多いだけでもありがたい。














だが、タマネギ最大のポイントはスキル「捕獲」。
ランスも取得可能だがタマネギ加入が条件なので、どちらにせよタマネギは捕獲には必須な存在。しかも“ため”なしというプロっぷりが嬉しい。

ランス6の「捕獲」は、女の子モンスターのコレクションのようなものだ。
集めるのが単純に楽しく、タマネギの強化にも繋がったり専用スチル&テキストがあったりと、ボリュームもやりがいも十分。

スチルについては昔にコンプ済だが、今回も今回で、コンプ目指してそれなりに頑張ってみよう。
耽美な雰囲気の調教テキストも、ひとつひとつ拘りを感じる名文揃い。これが良すぎて、個人的には03等の捕獲テキストはやや物足りない。














笛吹き男、アベルトからの謎の呼び出し。
……謎、といっても、イベントを選んだのは私なので、わかってはいる。
“彼女”を再加入させることは、もう少し早い段階でも可能だった。
それでもなぜここまで引っ張ったのかといえば、単に猿玉を全部キムチさんに捧げていたのが原因だ。

三人娘のイベントも進めたし、キムチさんとも出来なくなったし、タマネギも仲間になったし……さすがにそろそろ、メインヒロインを呼び出そう!
ちなみに、探し出す件は少し前にウルザに頼んでおいた。
ウルザに頼まねばならなかった、というあたり、やはりランス自身の力では連絡を取ることは困難だったのかな。
どうやらランスは“彼女”のことを忘れていたわけではなかったらしい。なんだかんだ、そういう素振りはいつも見せないけれど、結局心の底では気にしているのだろうな。














捕まえてきた女が何者なのか、アベルトも知らなかったらしい。だから捕まえ方が雑だったのだろうか?
詠唱させるのはマズいから、ってのはわかるけれど、袋に詰めるのは相当粗くないか?

捕まえてきた魔法使いを「俺様の奴隷」と言い切るランスに、ロッキーはもちろん、アベルトさえもかなり驚いた様子だった。














扱いの悪さに怒るでもなく、純粋にランスとの再会に大喜びのシィル。
そんな彼女を、ランスはいつものように無茶苦茶言いつついじめ始める。実家のような安心感。

普段通りのボケツッコミ、夫婦漫才のようなしょーもないやりとりではあるが、人前でもあることからややハード。
後で二人きりになった際はもう少しデレるが、基本的に好きな子はいじめ倒すタイプの男。それがランス。














この頃は人前での××もわりとやる。控えるようになったのは、いつからだったっけ?
でもまぁ、フェ×は今でもやっている気がする。「俺の女」の裸等を他人に見せたがらなくなった、というほうが正しいか。

ゼスは魔法使いの地位が圧倒的に高いのが一般なので、魔法使いであるシィルを軽くいじめているだけで、周囲からは驚きと羨望の視線が集まってくる。それが今のランスはちょっと嬉しい様子だった。
確か後々、この件がきっかけで軽い事件もあったような気もするけれど……。それはまだ、もう少し先かな?


FGO第二部 Lostbelt No.2 プレイ日記07 魔眼蒐集列車は面白い





第二章をクリアした後に改めてシナリオを読み返すと、様々な発見がある。
特に興味深いのは“オフェリアのセイバー”の言動。
プレイ当時は気付かなかったけれど、彼の真意を知った状態で見直すと……色んな感想が浮かぶ。

感じ方は人それぞれ、抱く感想や印象も場面によっても色々だけれど、私が一番思ったのは「楽しそうだな」ってところだろうか。















ナポレオンのトンデモ発言に、メチャクチャ動揺しているマシュ&オフェリアがかわいい。
というか、マシュの興奮度合いがなかなか激しい。恋バナ好きなのか……。そうか……。かわいい奴め……。

オフェリアの対応も、マシュを前にしていた時以上に感情的で人間的で、とても親しみやすい感じでかわいらしい。
彼女はどうやら、ナポレオンの話を本気で受け取ってはいないようだし、そもそも“そういう対象”としてすら見ていないらしい。
ならばスッパリハッキリ振ってしまうなり、斬り捨ててしまえばいいのに、ちょくちょく興奮気味に「やめて!」みたいに反応してしまうのが、色恋沙汰に慣れていない女の子感マシマシで隙だらけだ。
ちょっとツンデレみたいでもあって、ワンチャンあるように思えてしまう。無意識に男を誤解させるタイプ。











まずは、今まで通り初期再臨姿のシグルドとバトル。
マシュを殺さないよう命じられているからか、この戦闘でのシグルドはまだ本気を出していない感じだ。

あまり特別な仕様はないが、HPは多い。
前回同様にエウリュアレ中心のアーチャー勢で固めて攻めれば、ある程度安定して勝利することができた。















シグルド戦が続く……が、今度は編成制限がある。
マシュをスタメンに編成し、なおかつ“オルテナウス”状態で戦闘に出さねばならない。

“オルテナウス”は正直私はまだ使い慣れていないので、あまり巧く使いこなせてはいない。
各種イベントの高難易度等では、相変わらず初期マシュを愛用し続けている。
しかし、異聞帯の本編シナリオを攻略する際は“オルテナウス”強制仕様になっている。そろそろ慣れていかないとなぁ。















オフェリアの手によって、霊基強制再臨したシグルド。
仮面の上部が外れ、その目元等が露になる。
ガチャ画面などで見知っていた、“セイバーシグルド”の印象にグッと近付いたが、その瞳はやはり赤い。

……“仮面”という共通事項から、なんとなく巨人の仮面とシグルドの仮面は同じようなものなのかなーなどと素人考えで想像していたけれど、この様子からして、仕組みは違うのかな?
拘束具、的な意味合いは共にありそうだけれど、スカサハ・スカディがシグルドを抑制するために仮面を用いていた……というわけではなさそうだ。

魔剣グラムの本格運用開始、ということは、今までよりも更に強くなったに違いない。
圧倒的なプレッシャーを前にしても、負けるまいと身を奮い立たせるマシュ。
彼女の脳裏に過ったのは、「強いだけの相手に負けるな」と叫んでくれた相手。ロシア異聞帯で出会ったヤガの青年。
……やはり、この旅のはじまりがロシア異聞帯だったのは運命的で、あの出会いがあったからこそ主人公とマシュの進む方向が決定付けられたんだよなぁとしみじみ思う。















そんなマシュの機能を低下させる、オフェリアの“魔眼”。
『宝石』ランク、ともなると、魔眼としては「実在を疑われるレベル」とまで言われている。
うっかり聞き流してしまいそうにもなるけれど、魔眼としては超常かつ異常な域の代物のはずだ。
このあたりはロード・エルメロイII世の事件簿 4 「case.魔眼蒐集列車(上)」などで詳しく書かれている。
超面白いからチェックだチェック。

宝石よりも更に上、伝説の最上位にあたる『虹』の魔眼については空の境界か月姫を参照。















オフェリアの援護を受けて戦うシグルドにも、無事勝利することができたけれど、シナリオ的には結局スカサハ・スカディのルーンで拘束されてしまう。
スカサハ・スカディからすれば、主人公たちの能力は「拍子抜け」らしい。グヌヌ悔しいな。
しかし、これで彼女が殺意を持って主人公たちに接していたならば、この時点でゲームオーバーだった。スカサハ・スカディの優しさに救われたような形だ。















そんな最中、乱入してきた神霊・カイニス。彼女(?)と主人公たちが顔を合わせるのは、これが初めてだったっけ?
ロシア異聞帯といい北欧異聞帯といい、グチグチ言いつつちょっかいをかけてくるカイニスも、まだわりと謎が多い。
ヴォーダイムに敗北したことで彼を認め、従って各地の監視などをしているとのことだが……カドックといいオフェリアといい、行く先々でわりと嫌がられている感じがするよな。

今回も結局、カイニスとまともに戦闘することにはならなかった。
やはりヴォーダイムの傍、5つめの異聞帯に至らなければ、彼女(?)と戦う機会すら得られないのだろうか?
今のところ、印象としてはあまり良くはないカイニスにどんな背景や物語が待っているのか、シンプルに楽しみだ。















カイニスが持ってきた、ヴォーダイムからのメッセージ。
スカサハ・スカディのみならず、主人公たちがこの場にいることさえ想定している。
宣戦布告のような、堂々たる言葉の数々だったが、正直私には理解しきれない部分もまだ多い。

まず、ヴォーダイムの空想樹は、おそらくはギリシャ異聞帯に存在している。
彼の空想樹は既に完成していて、その異聞帯の王はおそらくは大神ゼウス。

ここからはまだ予想でしかないが、おそらくはギリシャ異聞帯も、北欧と同じく神代の力が多く残っている土地なのだろう。
そのうえで、その“神”や“神代”を、ヴォーダイムはある程度掌握して、使いこなしている又はしようとしている……ようにも、聞こえた。











うーん、まだなんとなくしかわからない。
けれど、ヴォーダイムはやはり、想像していたよりもずっとスゲー奴な気がする。
第五章で戦うことになりそうな点から、“かませ”の可能性も60%くらいあると睨んでいたけれど、この調子からすると“自分の敗北”さえもヴォーダイムの計算の内だったなんてこともありそうだ。
思っていた以上に、底知れない男だ。序や第一章ではちょっと舐めててゴメンな。

そして、カイニスの「クズのアルテミス」発言がとても気になった。
アルテミスといえば、あのアルテミスだろう。しかし汎人類史のアルテミスとは、やはり違う……の、かもしれない。

ギリシャ異聞帯への気になる謎が、またひとつ増えてしまった。
アルテミスはどんな様子なのだろう? オリオンは異聞帯に存在しているのかな?
気になりまくり。アルテミスやオリオンの掘り下げがあるとしたら、楽しみだな。

そもそもギリシャ関連は、ゼウスの子のヘラクレスにケイローンに中略アステリオスに……と鯖まみれだ。
誰が、そして何人がシナリオに絡んでくるのかはわからないけれど、考えただけでもワクワクしてしまう。















カイニスによる介入があったけれど、結果はそう変わらない。
スカサハ・スカディに捕まってしまった主人公たち。ここまでは想定通りでもあった。

とはいえ、必要以上のドンパチが起きた理由は自分にあったと謝罪するナポレオン。
「敵の女にほだされているかもしれないサーヴァント」か。確かに彼の言う通りだ。
しかし、ここまで素直で開けっ広げな男に対して、疑いを持ち続けるのはやはり難しい。
裏があるのでは……と怪しむこともできなくはないけれど、やはりナポレオン相手には、どうしてもそういう毒気が抜かれてしまう。















……と、ナポレオンと改めて仮契約を結んだ直後、気を失ってしまう主人公。
「サポートのみの編成制限」とは、久しぶりだ。第一章の序盤以来かな?
状況も主人公の状態も謎だらけだが、示された通りに戦闘開始するしかない。















“夢にまで辿り着けずに落ちた”謎の場所で、話しかけていく謎の相手。
これこそが、おそらくは編成制限の???サポートなのだろう。

なんとなく喋り方に覚えがあるような気もするけれど、さすがに違うよな。気のせいだろう。
きっと、主人公を引き寄せた謎の声が現れ……と思いきや お 前 か よ 。











ここはちょっと、個人的には「うーん……」と感じた。
いや良いキャラだし、好きなキャラだけれども……ちょっと、無理にねじ込んだ感が強い気がしないでもないというか……。

まぁ難しいところだ。悩むところだ。判断し辛い、ビミョーなラインなのだが、ごくごく個人的な嗜好としては、やや首を傾げてしまった。
2章全体的な感想としてはすごく面白かったし楽しかったけれど、この場面でのこの男の登場だけは唐突過ぎるというか、「もっとレアな方が、格好良くないか?」と私は思ってしまった。

普通に、この後登場する“夢の導き手”の少女が登場して、彼女のバトルキャラが未実装ならばサポートや戦闘も通常状態にして、シナリオを進めた方が自然だったような気がする。
幕間の話や期間限定イベントの話題を本編に引っ張りすぎるのも、個人的には「うーん……」と思う性質だ。……けれど、そのあたりの感じ方は、結局は人それぞれかもしれない。















ま、モヤモヤを引きずり過ぎるのもよくはない。
“夢の導き手”を守っていた巨いなる番人を倒すと、夢から醒めていく主人公。

強制的に主人公との縁を結ぼうとした謎の声は、「アルターエゴ・シトナイ」を名乗った。
もちろん、知り合いではない。アルターエゴクラスは知っているけれど、シトナイはここで初登場なので、顔もわからない。

……けれど、“巨いなる番人”とのやりとりに、なんとなくこの時点で想像してしまう人物像がある。
確信はないけれど、明らかにあの娘っぽいよなぁ……と、私は思った。


ランス10 延長戦10 第八回食券感想まとめ





三枚目まで見終えた食券イベントについて語っていく不定期開催企画・第八弾。
イベント内容についてのネタバレを多く含んでいるので、ご注意を。


※延長戦記事では第二部の内容に触れることもあるためネタバレ要注意







①チルディ













ロレックスとチルディの父娘のような関係は、やっぱりなんか良い。
異性としてではなく、あくまでも師匠と弟子に過ぎないような、疑似親子に過ぎないような距離感ややりとりが微笑ましい。
ロレックスは妻を亡くしているけれど、子供はいなかったんだっけ?
おそらく、いたらこんな感じなのかなぁと思いつつ、チルディを可愛がっているのだろうな。ベタだけれど心が切なくも温かい、イイ話だ。

一方のチルディの両親は……ええと、どういう設定だっただろうか? 不在設定では特になかったような気もするけれど、ちょっとうろ覚え。
ともかく、ロレックスを師匠として尊敬して子供扱い・娘扱いにブツブツ言いつつ甘んじているチルディはカワイイ。反抗期に入りかけているような、抜け出しかけているような年相応の女の子っぽさが良い。











長らく、バグで封印されていたチルディ食券。
ようやく解禁されたのは、1.02アップデート以降だったかな?

リーザスの手動解放イベントを経たことで解禁される三枚目食券は、久々に「昔っぽいチルディ」を見ることができた。
成長して、無理に格好つけることはやめたのかなーとも思っていたが、さすがに部下や同僚の前では癖が続いてしまっているらしい。まぁ、解放イベントに関するアレコレは、チルディでなくとも黒歴史扱いだと思うので同情の余地はある。
相変わらずプライドがちょっと高く、巧く立ち回れるのにランスにはすぐかき乱される様が懐かしくも愛らしくもあった。







②イオ













ヒューバート周囲の女がクセ強すぎて全俺が同情で泣いた。
ヒューバート自身の食券でも少し触れていたけれど、こりゃ当分は結婚できそうにないな。

ランス10におけるイオの立ち位置はほぼ半モブに近く、目立った登場シーンは本編には確か無かったように思う。
だが、意外と珍しい「悪女」枠として、イオ関連の食券や全裸イベントは独特で面白かった。
表情差分も、また良い。普通に微笑んでいたら美人なのに、絶妙に腹立つ感じの笑顔だったり殴りたくなるようなテヘペロだったり、普通の美人キャラとは一味違う表情の数々がとても魅力的だった。















イオの食券三枚目が、またすごく面白い。
最初から最後まで、チンケでしょーもなくて馬鹿馬鹿しい珍事件なのだが、それがイオらしくてランスらしくて、楽しかった。
フリーダムなイオの言動やランスの扱いの悪さも見どころだが、このイベント最大の功労者かつメインヒロインはガチギレクリームだと思う。
珍しく暴力に訴えかけるレベルでキレ散らかすクリーム、メッッッチャクチャカワイイ。







③ネルソン









本作におけるランスの最高のツッコミシリーズ、第?弾。

仲間になった瞬間こそ不穏な気配がありつつも、その後は食券一枚目などでも粛々と世界のために頑張っている姿が見られて、「……ネルソンのこと、ちょっと誤解してたかもな。あいつも変わったんだよな。ヘヘッ」なんてネルソンに対する好感度がビミョーに上がりかけていたここで、ここでッッこのッッッッ……!!

正直クッソワロタ。
この瞬間、ランスとシンクロした。
話術怖スギ。















シリアス寄りな一枚目、完全ギャグな二枚目に続いた三枚目は、サーバー親子の話だった。
6での出来事や、そこから今に至る物語、背景、ネルソンの考え方が改めて描かれた。
ネルソンについて掘り下げられる日がくるなんて、戦国以降は想像もしていなかった。10に登場が決まった時ですら、「なんか変なことしないと良いけどな……」と不信感を抱くことはあっても、こんなエピソードが読めるとは期待すらしていなかった。

父も娘も、過去に大きな罪を背負っている。
別々の道を歩み、今でも別々に進み続けている二人だけれど、こんな一瞬だけは“ただの親子”みたいになることができる、親子みたいなやりとりを許されることが、過去を想えば罪深くも尊くもあり、なんとも味わい深いシナリオだった。
イイ話だ。この食券、スッゲー好き。







④マリス









ドキッ……!

……ヤベーよ。このままザンスがDTをこじらせ続けたら、わりとそのルートもガチであり得る気がする。
「マリスの可能性」、ワンチャン……?
うーんうーん、マリスも好きだしザンスも好きだけれど、個人的には今はまだ反対だ!

第二部で、マリスもリア共々RECチャンスを狙っていたのかな? 侍女やメイドもビデオカメラ持って……みたいな話をしていたような気もする。
結婚云々はナシとして、マリスが第二部以降もリアの傍で楽しく元気に幸せに暮らしているのなら、それだけで私は嬉しい。















ランスですら巧く御しきれるか危ういリアという女性に、心の底から信頼できる「マリス」という存在が居てくれることは、本当に幸せなことだと思う。
リアが愚王と化したり、悪の道に落ちることがあっても、マリスはそれを支え続けるだろう。正しい道に連れ戻すことはしない忠臣は、狂信的で危険で恐ろしくもあるが、リアとマリスの二人の関係については、それでいいのだろうなと個人的には思う。

どこまでも傍に居続ける、死のうが生きようが善だろうが悪だろうが寄り添い続ける姿は、危うくも美しい姿だよな。
悪の美、みたいなものを感じる。……いや、リアもリーザスも悪デハナイケドネ??







⑤ビヨンホウ













ニコニコしながらノロケてくるかなみがかわいい……。
ちっちゃくて、しょーもなくて、役に立ってなくて、トンチンカンで、恋愛ボケしてる姿が、本当に不憫で絶妙にかわいくて最高だった。

そして食券の主役であるはずのビヨンホウについては……格好良さは、欠片も存在しなかったが、これはこれで面白いのでアリ。
セキガハラではもちろん、海からエンドで見送っていた際も「ふーん」程度にしか個人的には思っていなかったけれど、例の下種顔のままでこれほど全力にコメディをやりきる姿を見てしまうと、まぁ許してやるかって思ってしまう私がいる。















普段は己のデレを押し隠している(つもり)のランスですら、酒の力もあって引っ張られてグデグデになる様が愉快だった。
更にそれを無言で見つめるパステル、というオチまで含めて秀逸。
キャスト構成が完璧すぎる……。シナリオライターが巧すぎておののく。食券が毎回毎回、面白すぎてこわい。







⑥火炎













「あれ? ヤバくない?」みたいなノリのパパイアの適当さ加減がスッゲー好き。

火炎ちゃんはハウゼルの世話をしたり、ユキちゃんと仲が良かったり、常識人ぶっているわりに、なかなか嗜好も思想もヤベー感じが歪んでいて面白い。
ユキちゃんよりよっぽどキチ〇イっぽい気もするけれど、そんな火炎&ユキのギリギリ使徒コンビは今作初登場とは思えないくらいシックリ来た。















ユキちゃんとの喧嘩イベントも、もう見ていて馬鹿馬鹿しくなるくらいベタでくだらないのだが、それでもやっぱり微笑ましい。
火炎ちゃんはもちろん、ユキちゃんでさえいつものノリが崩れるくらいマジ凹みしてるの草生える。
超仲良しだな……。知ってたけど……。
結局最後まで「知ってた」流れというか、予想通りの茶番ではあったのだが、仲直り出来てよかったなって思った(小学生の作文)。







⑦シグマ









シグマとアニス……そういうのがあったのか……ッ!?

成り立つことはないだろうし、既に全力で振られているけれど、「その発想は無かった」感でなかなか衝撃的だった。
アニスが人の役に立つ(?)かもしれない機会があるなんて……。
そもそもアニスにロマンス(?)が訪れる日が来るなんて……。
ハァ~、長生きしてみるもんだ。単純に面白かった。















シグマの食券で、彼の過去や昔の魔人達の姿が見られたのが、何よりも意外だったし嬉しかった。
友人でもなければライバルだったわけでもない、“戦ったことがある”程度の関係に過ぎない彼らの視点から、互いの姿をそれぞれ描写されているのが興味深い。

過去を乗り越えて、今や共にランス城でのびのびと自由に暮らしていて、だからといって改めて仲良くなろうとしたり昔語りをしたりするわけでもなく、軽く擦れ違うだけのシグマとレイの姿は格好良かった。
馴れ合いではないけれど、どこかで通じているようなそうでもないような「距離感」が、なんとも渋くて良かった。







⑧カフェ













カフェのこのジト目表情、メッッチャ良い……。
見た目はロリ寄りなのに、態度や表情にちょっとオバサンが入っているような感じ、超最高。
過去が過去だからか、酸いも甘いも噛み分けたオトナのオンナ感がありつつも、「なりたくて成熟した」わけではないんだろうなと察せられる塩梅というかバランスというか。要するに、暗い過去とか闇を抱えたイイ女に私はわりと弱い。

カフェとカオスのやりとりは、ランクエの頃から楽しくて気に入っていたけれど、あの時点では疑似兄妹で留まる感じなのかなーなどと思っていた。
だからCITY決戦では驚いたぜ……。実年齢に反する甘酸っぱさ、なんなん?
全裸に対する反応といい、中年夫婦(仮)とは思えぬほどのウブさに我もビックリ。

鬼畜王におけるカオスやカフェは、また違う雰囲気なのだろうな。
そちらを確認するのも、今後の楽しみのひとつだ。
……いつやろうかな、鬼畜王。老後まで取っとく?















色々あって、人間やめたり美女になったり本当に色々な出来事と時を経て、今のこの時代にカオスとカフェがダラダラと中年夫婦漫才をしている姿が見られて、本当によかった。
カオスにとってもカフェにとっても、幸せな記憶になるだろう。
第二部以降、カオスやカフェがどんな風に暮らしていくのか、どうなってしまうのかはよくわからないけれど、「こんな時間」があっただけでも、よかったと思う。







⑨ガルティア使徒













ガルティア使徒、ひとりひとりに食券が存在するというのがまずビックリ。
ちゃんとそれぞれ内容も違うのがスゴイ。コンプしようと思うとちょっと、いやメチャクチャ面倒くさいけれども……。
ラウネア食券を三枚目まで見ようと思うと、これまた本当に面倒くさいのだが、単純に面白いのでオススメ。宇宙が見える。

人間の言葉を話さないガルティアの使徒たちは、外見以外はほとんど動物やムシそのものだ。
野性的な本能で生きている彼女らに、ガルティアが世話焼きオカンみたいになっている姿が微笑ましい。


そしてここで大事な話
ガルティア使徒タルゴの食券は、アールコートファンならば必見だ。
超、超かわいいので、ぜひアールコートが好きな人は見ることを勧める。







⑩セスナ













ワーグといいセラクロラスといい、セスナ食券は「念願の出会い」が盛りだくさんだった。
ぜひやってほしい、と望んでいた会合ややりとりが実現されたのに、俺氏超満足。

セラクロラスとのスヤァコンビもとてもかわいかったけれど、セスナ食券の本番は、やはり三枚目。
三枚目については……個人的には完全に予想を超えたというか、期待以上のものだった。
セスナももちろんかわいいけれど、ワーグが……ワーグが……ヤベェよ……(語彙消失)。















嬉しいのか感動したのか微笑ましいのか、自分でもよくわからないのだけれど、見直すだけで目頭が熱くなってくる。
なんというか……セスナ、本当に良い子だよ。本当に本当に……ありがたいよ。
ワーグの力がセスナを救い、セスナの存在がワーグを救うなんて、もう第二部のハッピーエンドに匹敵するくらいの超絶ハッピーエンドじゃねぇか……。こんなん、こんなん俺、泣いちゃうよ……。

変なとこポンコツなワーグが最高にかわいくて、ラッシーの発言がいちいち最高にかわいくて、セスナが最高に良い女だということがわかる超絶最強最高最かわ最胸ホッコリな神食券だった。
マジで感動した。マジで本当にありがとう。すべてに感謝。


FGO第二部 Lostbelt No.2 プレイ日記06 「およめさん」という言い方がキュート





うーん、ナポレオンは言うこと成すことがいちいちヒーロー的というか主人公的というか、“誰もが思い描く正義の味方”という感じだ。
元々の史実の彼がそうだった、というよりは、人々が彼に抱いた理想がサーヴァントとしてのナポレオンを形作っている……ってことなんだろう。ある意味で無辜の怪物めいている。
型月では、そういった“人々の願望で形成される”サーヴァントは大体が悲劇的というか、歪んだ姿形で表現されることが多いけれど、今のところナポレオンにそういった暗い要素は感じられない。
その点だけでも意外というか、逆に新鮮なキャラクターとさえ個人的には思える。


「誰にも小男なんて言わせないぜ!」という発言からして、アーチャー・ナポレオンは大砲や宝具のみならず、外見すら史実とは随分と変化していることがわかった。
見た目の変化については他の近代鯖にもよく起きていたが、ナポレオンの件では独自の理由もある、と彼自身は言っていた。
その理由、は今回明かされるのかな? それとも幕間だとか、今後の掘り下げシナリオ待ちだろうか?















主人公たちが去った後の集落の様子が、少しだけ描かれた。
あんな形で強引に儀式を邪魔してしまって、嫌がられたのではないか……と心配していたが、どうやらそんな感じでも無いようだ。
神の敵として恐怖されても当然だと覚悟していたけれど、そもそも北欧異聞帯の人々は、まともに“疑う”だとか“憎む”だとかを抱く感覚すら持っていないのかもしれない。そう考えると、単純には喜べないような気がしないでもない。

とはいえ、気まずい空気にならなかったのは良かった。
特にゲルダは、悩みつつも大人たちの無事を心の底から喜んでくれているようだし、あの選択は間違いではなかったと安心できた。















集落を後にした主人公たち。
汎人類史の英霊であり新たな仲間ナポレオンは、この北欧異聞帯についてのいくつかの情報を教えてくれた。
北欧神話の最終戦争にあっても死なず、神のまま地上に留まって3000年に渡って神代を続けている、最後の女神。北欧異聞帯の支配者、氷雪の女王……スカサハ・スカディの名が、彼の口から明らかになった。

スカサハ、という名からはどうしてもケルトのスカサハを思い出してしまうけれど、この場合はほぼ別人と言ってもいいのだろう。
北欧神話で冥界系女神だとヘルを想像してしまいがちだが、wikiによると多少掠ってはいるのかもしれない。とはいえ伝承や文献によってスッゲーこのあたりの設定は色々あるので、まーよくわからん。
FGOにおける現時点での確定情報としては、スカサハとスカディは部分的に習合している、ということだけがわかった。


今まで戦ってきた巨人たちが“仮面”を付けていたのは、女王が彼らを抑えつけるためのものらしい。その仮面の力で、彼女は巨人に対する絶対命令権を持っている。が、完全に支配・操作しきれているというわけでもないようだ。















スカサハ・スカディについてなどは、“情報源”からナポレオンは情報を得たらしい。
この“情報源”については、その後もちょくちょく話題に上る。注視していきたい。

そして、会話中のナポレオンにちょくちょく自ら絡みに行くフォウくん。
この時点では「犬は嫌いじゃない」と言い張っているナポレオンだが、初接触の時点でめっちゃキョドっていた。言葉がグズグズじゃねーか。ワロス。















ナポレオンは、見た限りではとても良い奴だ。
語る言葉も熱く、まるで少年漫画のヒーローのように格好良く、強引に信頼を勝ち取る魅力がある。

北欧異聞帯は既に敵地である以上、簡単に初対面の人間(鯖)を信じていいのかと不安を覚えないわけでもないが……さすがに、ここまで堂々と断言されてしまうと、疑うのも難しい。
ここは彼の格好良さを素直に認めて、信頼することにしよう。
もし裏切られたら、三日くらい泣こう。















ばたばたとゲルダたちの集落を離れ、ナポレオンと共に行動をしているのは、“拠点襲撃”のためだ。
氷雪の女王やオフェリアが居るであろう、あの氷の城への潜入……。
ペーパームーンの奪還や空想樹についての調査が主な目的ではあるが、簡単には行かないだろう。

北欧異聞帯の雪のほとんどを支配しているといっていい、スカサハ・スカディは、おそらくこちらの動きには気付いている。
ゲルダたちの集落で起きた事件も、こうしてナポレオンと主人公が共に行動して城に近づいていることも、わかったうえで見逃しているようだ。
完全に舐められているわけだが、その状況を利用するとナポレオンは言い切った。

「とっておきの奥の手が幾つかある」と、この時点で彼は語る。
情報源のことといい、ちょくちょく彼は隠し事をしてくる。
なんだか怪しい……と思わないでもないが、疑念を打ち消す以上の快男児なので、結局受け入れてしまう。
クソッ、ちょっと格好良いからって調子乗んなよ……!















再び、“二羽の鳥”について触れるマシュ。と、ナポレオン。
その意味は、まだよくわからない。
何度も触れる以上、絶対に何かの意味があるのだろうけれど、現時点では謎のままだ。

そういえば、この二羽以外に鳥はこの異聞帯に生息しているのだろうか?
集落内の湖に魚はいるようだったが、犬も馬もゲルダは知らなかった。家畜は居たっけ、どうだったっけ。















城に潜入するのが二度目だというナポレオンの案内に従って、地下を隠れ進む。
彼曰く、“一度目はある意味は成功だった”とのこと。
ある意味の成功、というのは、おそらくこの直後に発覚する件を指しているのだろう。















ついに氷雪の女王、スカサハ・スカディとの対面に至る。
できれば隠密に事だけを進めたかったけれど、まぁ無理だろう。そもそもここまで入り込めたのも、スカサハ・スカディが許してくれたから成功したようなものだ。

外見はケルトのスカサハによく似ているが、少しだけ若いようにも見える。
感覚や思い込みの誤差もあるだろうが、スカサハよりも神秘的で近寄りがたい、超常的な雰囲気がある。
一見穏やかで優しげに見えるからこそ、気を損ねたら最後、逃げる暇もなく首を刎ねられるのでは……みたいな、そんな想像をしてしまう。















城に満ちる魔力を、マシュは“第七特異点を思わせる”と称した。
第七特異点のウルクも、神代の終わりの時代だった。城という密閉空間とはいえ、女神ひとりの力でそこまでの魔力を満ちさせることができるとは恐ろしい。
今のところ、現戦力でまともに戦える相手には思えない。

スカサハ・スカディにはやはり主人公たちを殺す気はないらしく、ワルキューレ・スルーズに無力化を命じた。
集落の門で戦った量産型はライダーだったが、オリジナルであるスルーズはランサー。
ちなみに今回のクエストも「?」表記だった。グギギ素直ニくらすヲ吐ケ。















スルーズを一瞬押し負かしたところで、現れたシグルドとオフェリア。
オフェリアはすぐにシグルドをけしかけるのではなく、まずマシュとの会話を求め、マシュもそれに応じた。
彼女たちの会話は、少しぎこちないようにも聞こえる。直接話すのは二年ぶりという話だが、その頃のマシュは、本人曰く「会話をしていない」ような状況だったらしい。仲が良い悪いではなく、当時のマシュはまだ自意識が希薄で、他人とのまともな関係を構築する思考すらなかったのだろう。















マシュの変化を、おそらくは喜んでくれているオフェリア。
マシュが人間らしくなったことも、自分と話をしたいと考えるようになったことも、嬉しいと言ってオフェリアは笑っていた。
それでも、立ち位置を変えることはもう出来ないのだとも言う彼女に、マシュは諦めることなく言葉をかける。

マシュの一言一言に微笑んだり、悲し気に目を伏せているオフェリアは……やはり、どうしたって、悪人には見えない。
汎人類史焼却を喜ぶのはもちろん、快く積極的に企むような人物にはとても見えなかった。

今まで描かれている限りでは、オフェリアもまた魔術師とは思えぬほど“普通”の感性を持っている、普通の少女のように見えてしまう。
そんな言い方は、魔術師であるオフェリアには失礼にあたるかもしれない。それでも、似合わないように思えた。















言葉に迷うオフェリアへ、助け舟を出すように口を挟むナポレオン。
名前で呼び捨てているあたり、彼女とは既知の関係にあるらしい。
最初の会ったのは、一度目に城に襲撃した際だという。そして……。