ランス10 プレイ日記82 ビンタなしで魔王に挑む





最後の敵である“魔王”に会いに行こう。
戦闘でのクリア条件を満たすだけならば簡単だ。
しかし今回は、あえて、「ビンタなし」でクリアを目指そうと思っている。

なぜ高難易度スタートで高難易度クリア条件を狙うのか?
……全てはテキストコンプ欲のためだ。















ホーネット敗北の報も、サテラが慌ただしく出ていったことも、彼の耳にはまるで入ってはいない。
よくわからない状態なのに、それでも氷像から目を離せない姿は悲しくも痛ましくもある。

そんな主を思いやって、多く語るでもなく傍に付き従うだけのビスケッタさん……イイ女……。















そしてVSサテラ戦。これで魔人連戦も最後だ。
10ターン同様、サテラ戦で大切なのは支援除去
前回ナギひとりでは心許なかった反省から、今回は乱義も支援除去要員として万全の態勢で挑んだ。

それなりの頻度でピヨらせてくるため、ナギではなく支援除去&状態回復ができるリセットのクラウゼンの手をパーティに入れるのも良い。
AP消費は激しくなるが、メインアタッカー陣が0AP攻撃できるようになっているので、そこまで困ることはないはず。















サテラを倒した次に待つのは、ビスケッタさん。
ここでの選択肢、今回選ぶのは「お父さんに会いに来た」。

というのも、この後の魔王戦でガチ粘りしてみようと考えているため、回復ポイントを経由したかったからだ。















警戒態勢を解いたビスケッタさんに案内されたのは、今は使われていないという部屋。
かつての面影を求めるような有様は、はっきり言ってランスらしくはない、とてもセンチメンタルで繊細な考え方のように見える。
そこまでランスは追い詰められて、苦しんでいたのか……。

一度は作ったけれど、それきり放置された部屋の姿を、ザンスは「捨てられた思い出」と称した。
だがそれは、少し違う気がする。大事な思い出過ぎて、触れるのも苦しくて捨て置くしかなかったのではないかな……と、私は思う。

使わない部屋なのに、破壊もせず片付けもせず、綺麗な状態に整え続けてくれているのは、ランスの心を思いやったビスケッタさんの仕事でもあるのだろう。
ランスとビスケッタさん、二人の複雑な想いを読み取ったのか、リセットがぼうっとしているのが印象的なシーンだった。















さて……ついに、その時がやってきた。
今回目指すのは、「ビンタで戦闘終了させないパターンのシナリオを読む」こと。

ぶっちゃけどこまで頑張ればOKなのかはよく知らないが、いつも通りブチ当たって砕けるまでリロード地獄でやっていこうと思う。
安心してくれ、俺はシルキィ相手に丸一日をリロードで潰した経験がある。
持久戦なら負けないぜ。















今回のスタメンは、こちら!

ダークランス! 0APアタッカーその1! 0APで延々と殴る係!
ザンス! 0APアタッカーその2! 0APで延々と殴る係!
ウズメ! 手裏剣担当! 大体毎ターン妨害し続ける係!
エール! 回復担当! AL大魔法カードにするのを忘れてたけどなんとかなった!
スシヌ! 防御担当! 切れないように防御結界を張り続ける!
志津香! 魔法バリア担当! ダウン攻撃を絶対に防ぐ係!
深根! AP回復担当! ひたすら神楽係!











構成的には防御寄りの面子だ。
複雑な支援などは用いてこないため、基本的には単純な力比べになる。

最大の注意点は、数ターン置きに放ってくるダウン攻撃
これを喰らったユニットが誰かによって、一気に戦線が崩れてしまいかねない。
出来る限り手裏剣でキャンセル、うまく行かなければ魔法バリアで凌げるよう、APやタイミングには気を配ること。

それでも事故は起きるので、結局はそれなりに運ゲー。
しかし、チャンスは十分あるといえる。











攻撃はダークランス&ザンスの0AP。
ウズメは基本常に手裏剣を放つが、APが心許なければ無理には使わない。
エールは基本待機で、HPが減ってきた際にブーストしたタイミングで上級ヒーリング。APが余りまくっているタイミングでは、暇つぶしに魔法剣を使うこともあった。

スシヌは防御結界支援を切らさないように気を配りつつ、基本は待機。
志津香はAPが余っていれば適当に魔法バリアしつつ、最優先はダウン攻撃時の対処。基本は待機。
深根は延々神楽。毎ターンではなく、1ターン置きの神楽だったが、APはわりと余裕があった。

こうして見ると、APがわりと余る機会も多かった。
もう少し攻撃寄りの編成でも良かったかもしれないな。
まぁ、勝てればなんでもいいのだ。















10round~20round間で、妨害しきれなかったダウン攻撃を深根が被弾。
悩んだが、長田君のイカスダンスで対処も可能なことから、このまま戦闘を続けた。
ジリ貧になっている気がしないでもない。が、まだイケる。
駄目ならその時、リロードするさ!















厳しくなってきた……その時、突然いきなり戦闘が終了!
唐突すぎて、全然スクショする暇がなかった。

け、結局何round経過していたんだ?
教えてくれよ!
数えさせてくれよ!















スクショできなかったのはショックだったが、そのままストーリーはどんどん進んでいく。
少なくとも、目的は無事に達成できた。
こちらのシーンは初見。ビンタ頼りではなく、自力で粘ったからこそのイベントが発生する。















俺の中で長田君の好感度急上昇。

えー……なんだよ、フツーに良い話じゃないか。
長田君のくせに、感動させるとか生意気だぞ。
サクラ大戦だったら「ピンピロリロリロリロリン♪」って鳴ってるっつーの。















魔王による一方的な攻撃を受けるだけのエールが逃げ込んだのは、氷像の陰。
そのまま氷像ごと叩き斬ることが……魔王には、できない。

氷像を覆っていた魔法が吹き飛ばされて、見える“中身”。
初めて動きを止めて、戸惑いを表し、昔のような言葉遣いに戻る魔王。

「リセット、今だ!」……ッッ!!


FGOイベント ぐだぐだ帝都聖杯奇譚 プレイ日記01 心まで鋼鉄に武装する乙女





俺が正義だ!!

このイベントでのプレイ日記はちょくちょくサクラ大戦ネタや台詞をぶち込んでいくと思う、と最初に宣言しておこう。
「帝都」って言葉に私は弱い。

そんなわけで始まった、念願のぐだぐだ最新作。
本能寺や明治維新でバラ撒いていた伏線をかき集めて、「こんなのあんなのやりたいな~」って願いや戯言をかき集めて、経験値(敬称略)が聖杯にぶち込んだイベント……ついに、開催だッッ!
 

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ランス10 プレイ日記81 魔人連戦





10ターンと似たような状況での、ボス連戦。
それでも全然余裕に思えるのは、特訓を乗り越えたこともあるだろうが、ダークランスやマリアといった仲間が全員揃ったからこその心のゆとりも大きいような気がする。

全ての結末まで、あと少し!















最後の戦いに向けて、ついに始まる12ターン。
ここからしばらくは、本当にボス戦ばかり。
難易度も決して低くはないだろうが、「今回のプレイスタイル」では、結果的にはほぼ余裕で駆け抜けることができた。

ラスボスだけやや時間がかかったけれど、まぁアレはそもそも時間がかからざるを得ない敵だしな。
それでもやけにターンが嵩んだ気もするけれど、やはり“高難易度”ゆえにHPがすごく高かったのだろうか?

まぁラスボスの話はその時になってから詳しく語るとして、まずは12ターンだ。















第二部に「親友ロッキー」は無かった。
……無かったよな? よく考えるとドッスワッスや松下姫はアリでロッキーがNGだったのはやや謎だ。

さておき、ここが実質的にロッキーにとってはエンディングのようなものだ。
ランスの子供たちに最後まで付き添い、彼らに慕われ、感謝されて、嬉し泣きするロッキー。
幸せそうで、良い姿だと思う。最後までこんなロッキーが見られて、本当に良かったよ。俺も嬉しいよ。

今更言うのも少し恥ずかしいが……俺、6の頃から、ロッキーのことがわりと気に入っていたんだ。
だからランクエで登場したのも実は嬉しかったし、10で登場決定した時も実は嬉しかった……けど、照れくさくて言えなかったんだ……。















前回は結局、方針がまとまらないままだった。
同じミスは繰り返さない。改めて、「ランスを救う」と子供たちは心に決める。

子供たち全員が全員、ランスに家族愛を抱いているわけでもなく、本音は様々だ。
それでも結局は、リセットだったり母親だったり、“ランスが助かると喜ぶ人たち”のためにも、この選択をした。
このあたりの子供たち、それぞれの反応も名シーン。というか、第二部終盤はほぼ全部名シーン。















兄弟姉妹だけではない、仲間もたくさん居てくれる。
負ける気がしない。
絶対に、ランスを救ってみせる!!

……ここからは正直、事あるごとに涙ぐんでしまうのだが、いちいち触れてもキリがない。
冷静ぶって進めていこう!















魔人DDは、特に考えずとも勝てる。

少しコツが必要なのは、魔人姉妹戦。
第一部同様、氷属性無効化に注意すること。
また、開幕から飛行状態になるため、遠距離メインにするなり支援除去手段を揃えるなり、用意をしておくこと。

正直、私の感覚では、10ターンでの魔人ハウゼル戦のほうが単純な難易度は高かったようにも思う。
なんといっても、「ヒーリング」を使ってこないだけで、メチャクチャ楽になる。











続いて、魔人レイ戦。
レイは雷属性無効化と、近距離カウンター持ちなのが注意点。
雷以外の面子で揃えるのは容易だが、遠距離だけでスタメンを揃えようと思うと、少し手間でもある。

それでも落ち着いて戦えばそう苦戦はしない。
上記の面子、アタッカーはほぼエール・スシヌ・乱義のみだったが、比較的すんなり勝利できた。
育成枠にダークランスを突っ込まなければ、もうちょい楽できた気もする。
もうちょっとで☆80だったから、つい……。















リズナは魔法攻撃無効化なため、アタッカーは物理メインで固める。
防御結界係にスシヌを入れてみたが、必要不可欠というほどでもなかったかな。

肝心の無敵結界解除も魔法は不可なので、エールの攻撃を物理系にしておくことが最大の注意点かもしれない。
ハニーの支援が鬱陶しい場合は、乱義に支援除去して貰うといい。















ここで、とても嬉しそうに微笑むリズナがスッゲー良い。
魔王の命に従って全力で戦って、そんな彼女を平気で乗り越えられるくらい強くなっていた子供たちのことが、嬉しくて誇らしくてたまらないんだろうなっていうのが表情だけで伝わってくる。
ああ……リズナは本当に良い娘や。
幸せにしたい。















リズナと同じような立場にある、魔人シルキィ戦。
装甲破壊をしないことには、無敵結界の解除もままならない。
まずやるべきは、スタメンに入れたレリコフでスキル「あれこれ破壊」を使うこと。

「あれこれ破壊」は攻撃性のない支援除去スキルなので、無敵結界の上からでも装甲破壊が可能。
その後、エールで無敵解除をしてからは、コンボを重ねて強めのスキルを叩きこむ“お決まり戦法”で倒し切ることができた。

ただし、この戦闘は10ターン耐えきるだけでもクリアは可能。















全力で戦い、子供たちの強さに安心して笑顔で応じるシルキィ。
相変わらず滅茶苦茶良い人。近所の優しいお姉ちゃん感、半端ない。

子供を無駄死にさせられないと、本気で立ちはだかった際の威圧感や恐ろしさからの、この見事な変化っぷり……。
転びます。落ちますよ。好きになっちゃうよ。















出、出たーッ!
シルキィさんの、「見えなくなるまで手を振り続ける」、だァーッ!!


このお姉ちゃん感に墜とされた奴は数知れないと聞く。
こういう言い方は失礼かもしれないが、優しいおばあちゃん感もちょっとあるような気がする。
外見は幼いのに、精神的にはすごく老成しつつも拙いくらい青臭くて真っ直ぐな夢を持ち続けているシルキィは、本当に強くてかわいくて格好いい人だとつくづく思う。















そして、その先に待っていた最大の敵。
システムを知らずに戦えば、酷く苦戦する相手だ。
これまで戦ってきた魔人たちとはワンランク上がる強さは、魔人筆頭に相応しい難易度といえるだろう。











魔人ホーネット戦で大切なのは手裏剣リセットのスリープ
安定感を求めるならば、断然後者。

魔力珠による鍵付きの支援は、解除できない。
その代わり、ターンが終わって支援が外れた際の、再配置は妨害ができる
手裏剣もしくはスリープで再配置を邪魔できれば、その後しばらくは再配置行動を起こしては来ない。

再配置をさせずに、短時間で一気に倒し切るのが一番楽。
長期戦も出来なくはないが、スリープのAP累積やミスの危険性も高まるため、せっかく減らしたHPがリカバリーされかねないリスクがある。















ホーネットはホーネットなりに、それなりに子供たちの事を心配してくれてもいるんだよな。
相変わらず真面目で、不器用な女だ。だがそこがいい。

なかなか変われない、巧く生きられないホーネットが、少しずつ変化していく様をもう少し追いかけていきたかった。
元気で暮らせよ。もっと笑えよ。風邪ひくなよ。


ランス10 プレイ日記80 2周目の肝、それは女風呂CG





件のCG、女キャラは全員居ると思っていたのだが、私にはどうしても松下姫を見つけることができなかった。
ドコ……? ドコナノ……?


そして話は変わるのだが、ここで報告。
「特訓ターン」にて入手可能な最終盤魔王の子カードの件だが、今回のプレイで最高レベルカードをゲットできたのはザンスのみという結果に終わった。オワタ。
……レリコフとミックスももうちょいだったのだが、ギリギリ駄目だった。
下手に色々なキャラへ浮気しすぎたのが敗因。ザンスだけゲットできたのが単なるラッキーというオチだった。

キャラクターテキストも異なるようだし、テキストコンプ好きとしてはいつか集めたい。
しかし正直しばらくは無理だろう。ぐえー。















子供たちのいない間に、母親たちはビスケッタさんと接触していた。
口ぶりからして、常日頃からビスケッタさんは水面下で人類側と情報のやりとりをしている様子だ。
実質、魔王側に潜り込んだスパイのような形になっている……けれど、それも全ては「ランスのため」で「ランスの幸せのため」なんだよなって言われなくても十二分にわかってしまう。
ビスケッタさんはそういう人だ。強い女だ。俺、ダイスキ。











その頃、エールちゃんはお兄ちゃんに弁当を振舞っていた。
全力で身内贔屓で褒め倒す兄貴にちょっと引きつつも、悪い気はしていないエールの心理描写が微笑ましい。

傍から見れば単なる兄馬鹿でも、ダークランスにとってはガチ本音でガチ家族愛なのだろう。
それを察して、受け入れつつ、黙って食べ進めながら「いつもより少し美味しいかも」なんて考えているのが、とても兄妹らしい。















生まれた頃から今まで、ずっと辛い目ばかりに遭ってきたダークランス。
壮絶な人生の中で、父親だけでなく世界すら憎んだことも多々あったと友情イベントでは語っていた。

そんな彼が、今では穏やかな表情で過去を語り、大切な弟や妹のために生きることに喜びと誇りを持っている。
ああ……メッチャクチャ、良い話だ……。
語彙が貧弱で恥ずかしい限りだが、こう、ともかく、スッゲー感動する。















トップ画像にした陶器はスクショすらせずにぶっ飛ばして、無事にランス城に帰還した。
ついでのように、クルックーから衝撃の事実が明らかになるのだが、年上面子はわりと予想の範囲内だったらしい。
なんてこった……。てっきり兄ちゃん姉ちゃんたちも、「謎のオーブ」に本気で取り込んでいると思っていたのに……。
知らなかったの、俺だけかよ! 恥ずかしい!















ダークランスも「俺も昔……ああなんでもない」的なことを言っていたけれど、これはランクエの件かな。
と言ってはみたけれど、実はランクエでのダークランスとクルックーのやりとりは全然憶えていない。
塔の上からランスに叩き落されたこと、「あの城かっけぇなぁ」と憧れていたこと、フェリスのマフラーを知らないうちに受け取って大事にしていたこと……とかは憶えているのだけれど。

ああ、中二病を笑われたのはクルックーだった……っけ?
なんかツボっていた姿が意外でかわいかったような、そんなことがあったような。

ともかく、クルックーは今も昔も「クルックーなら仕方が無いか……」と諦めざるを得ないような無茶苦茶さ、フリーダムさを備えている。
大人になって、表情豊かなお茶目ママになった現在でも、基本の芯部分はそう変わっていないらしい。















さて、準備は万端だ。
あとはアメージング城に再び乗り込むだけ!

……だが、その前に最後の温泉旅行だ!
ここのシーン、シンプルにあったかくてほのぼのしていて好き。
出来ればランスやシィルやビスケッタさんやサテラやリズナや(中略)も呼びたい。一緒に温泉旅行したい。











肝心の温泉CGは、男女で全く別物なので要チェック。
男エールでは当然男風呂CGだったが、エールちゃんならばこの通り、右を見ても左を見てもピッチピチのギャル天国や! ヒャッハー!!

このシーンはどの娘もかわいいし、それぞれのキャラ性の出た風呂シーンとして、裸云々は置いても見応えのある神CG。
中でもスシヌの美少女っぷりには俺二度見。良い……良いよスシヌ……。















そしてこの台詞である。
俺氏、簡単に顔面崩壊。地味に超感動してしまった。

その口癖すら引き継いでくれるのかよ……ウッ……。
この温泉、ちょっとしょっぱいぜ……。















寝る前には、女部屋で恋愛トーーク。
1周目では男部屋でも恋バナしてたな。
あの時はダークランスが「兄弟姉妹での恋愛はインモラルだろ……」ってランスみたいなことを言っていた覚えがある。

女性陣はそういうのをあまり気にしていない。ナギに至っては、女性同士ですら受け入れられるらしい。
しかし長田君相手の恋愛だけは「心の準備させて!」案件らしい。ウケる。















親友との、最後の語らい。
ボリュームや内容を考えるに、実質的にはこの場面が「親友のエンディング」みたいなものだと感じる。

今回の相手はダークランス。
改めてダークランスの考え方や生き方を教えてもらう。
そして、長男としての彼の決意や家族への愛を語り、最後にはエールの努力を優しく称えて頭を撫でてくれた。

親友エンドは相手によって恋愛(?)寄りだったり、家族愛寄りだったり、様々と聞くが、ダークランスについては完全に後者寄りの内容だった。
今までの私が見てきた実績では、リセット&長田君も後者寄り。
志津香ナギは、エールの気持ちは半分前者寄りだったが、彼女たちからは家族愛……というより、ランスへの愛の内容といった感じだったかな。











ザンスあたりなら男女で内容の違いがありそうだけれど、ダークランスは最初から最後まで全力で家族としての愛情が描かれていた。
だが、それがダークランスらしくて、とても良いと思う。
新しくできた妹を滅茶苦茶大事にして、かわいがっているダークランスの姿が、とても幸せそうで微笑ましかった。

さて、これにて11ターンも終了だ。
いよいよ最終決戦、そしてすべてのエピローグに向けて、走り出そう!


ランス10 プレイ日記79 親離れの時、そして最後の冒険へ





11ターン開始!
……といっても、11ターンはわりと内容が少ない。

戦闘少なめ&会話イベントが多めで、方向性的には“お茶会”ターンに近い感じだ。
しかし内容的にはとても重要な場面。敗北を知った子供たちが、もう一度這い上がる「成長」を描いたターンでもある。















クエルプランの最後の夢。
悪魔の甘言に乗った結果、彼女がどうなってしまったのか。その結末が描かれる。
彼女が助けを求めた相手は、恋するランスや仕事仲間のALICEではなく、“ルドラサウム様”だった。
うーん、なんか色々と感慨深い。











目覚めると、そこは今も空を飛ぶランス城だった。
ランス城はほったらかしでフワフワしているだけなのかと思っていたが、「世界を巡る貿易都市」と化していることがロッキーの口から初めて明かされた。
へー、そんなことになっていたのか。
それにしては人の気配が少なくて、半分廃墟みたいなイメージもあるけれど、平和な時分ならもっと色々な人間が行き来しているのかな。















母親に救われた子供たち。
完膚なきまでに敗北し、逃走の最中に更に負け越して、親の前でこんな有様を見せてしまう……というのは、もうプライドもクソもない。メンタルズタズタだ。
ちょっとやそっとではへこたれないであろうレリコフでさえ、無言で母親の背中に抱き着いている。
それだけ落ち込んでいるんだろうなと気遣う想いと、「無言でママに抱き着く元気系女子は萌えるな……」という本音が私の中でぶつかり合う。















クエルプランの体内で、レベルも能力も吸い取られてしまった。そうでなくても、魔王の前でボロボロに敗北していた。
暗い気持ちの中、唯一の明るいニュース。リセットたちが、無事に戻ってきてくれた。

助けてくれたのは、他ならぬタイガー将軍。
サテラの部屋まで助けに来た……ということは、偶然でもなんでもなく、将軍が能動的にリセットを救おうとした、ということだ。
魔獣と化してしまったタイガー将軍の中に、何が残っているのかはもう誰にもわからない。
それでも、「全部無くなった」わけではなかったんだよなって……長田君の言葉を思い出して、グッとくる。















冒険を続けるか否かの選択肢。
まだ頑張る、と決めたエールに最初に同行を申し出たのはリセット。
次はロッキー、とここまでは想定内。

その次に、真っ先に付いていく意思を示したのがドッスワッスだったことに、ちょっと感動してしまう俺だった。
へへっ……どいつもこいつも、馬鹿ばっかりだぜ。















一人、また一人……そして全員が、魔王にもう一度挑むことを決める。
それに強く反対するのは、マジックやリアといった母親陣だった。

死にかけた子供たちが、なんとか戻ってきた。それなのに更にもう一度死地へ送り出す、なんてことができる親はそう居ない。
マジックの感覚もリアの感覚も、当たり前だ。反対するのが当然だ。

リアの口から弱気な言葉……それも、「ダーリンより息子」を優先したかのようにも聞こえる言葉が出てきたのに、正直ショックも無くはなかった。
ひと昔前のリアならば、他の何を犠牲にしたところで、ランスを最優先にしていただろう。
リアも変わってしまった。大人に、母親になってしまった。
寂しいし、少しショックだったけれど……それでも、そんなリアも、人間らしくて素敵だと思う。











母親に止められても、どんなに反対されても、子供たちは進み続ける。
ある意味で“巣立ち”、“親離れ”の瞬間でもあった。
ああここに五十六やかなみ達も居てほしかったなぁとつくづく思う。















勝つために修行することを決めたエールたちの前に現れるアレキサンダー。
彼だけではない、人類軍トップクラスの師匠たちが勢ぞろいしていた。

言及したいことだらけのシーンだが、語りすぎるのも無粋だろう。
ともかく胸熱。そして嬉しい。

チルディがすっかり「出来るお姉さん」枠になって、ザンスをたじたじにさせているところが相変わらず最高。
文武美礼を兼ね備えた美女剣士に躾られるとか正直裏山。
立場的に敬語だけど厳しく強く美しく、Sっぽささえ感じる年上の女性が、実は親父の前でスイッチ入るとデレデレソフトM化するとか……衝撃的過ぎて性癖ねじ曲がりそうだ。















この修行ターンは、分岐の選択肢で師匠枠キャラを知ることができる。
CGには居なかったが、ピッテン・サーナキアがこの場に集っていたことが察せられた。

あとはリーザスからバレスやアールコート、ゼスからウルザやサイアスウスピラ、ロレックスにカフェにクルーチェに……って求め始めるとキリがないから、まぁ仕方がない。
でもテキストオンリーで少しで良いから出番は欲しかったな。まぁ仕方がない(二回目)。















一方その頃、魔王側。
リセットが逃げた件について、ギャーギャー騒いでいるサテラとリズナの様子が窺えた。
先輩風を吹かせるサテラの絶妙な器の小ささだったり、それに丁寧に天然に対応しているリズナだったりと、二人はなかなかの良コンビ。











パステルは「壊そうと思ってもそうそう壊れない」と言っていたけれど、魔人の全力だった場合はどうなのかな。
それでも“魔王の力”で作られたものである以上は、魔王以外には破壊は不可能なんだろうか?

正直過去作のバッドルートについては記憶も朧気なので、壊れる系エンドにどういったものがあったのかは既にうろ覚えだ。
美樹ちゃんに頼むとOUTってルートだけは戦国あたりで憶えがあるのだけど、美樹ちゃんは未覚醒とはいえ魔王本人だしな。

本気で破壊も試みることができず、モタモタしているうちに、ランスが“大事なもの”に興味を持ってしまった。
何か察しているのか、それとも偶然か……。ほぼ偶然だろうけれど、それでも何かしら魅かれるものがあったっていうのがFAだろうか。











この場面でも、内心ランスのことを想っているリズナの様子が描かれている。
魔人となった以上、表向きは相手がどんな状態であっても従わざるを得ない。
そもそもリズナは、それこそサテラと同じく、ランスには最後までどこまでも付いていくつもりでもあるだろう。

しかし、リズナは優しい。魔人の暗い衝動に、精神的にはほぼ影響を受けていないようにすら見える。
立場上積極的に動くことはなくとも、ランスが元に戻ることを望んでいる人物のひとりだというのは、間違いないだろう。















再び視点はこちら側、修行を終えた魔王の子たち。
一通りの準備を終えたことで、改めてダークランスから仲間入りの申し出があった。
今まで正式な仲間じゃなかったのか、というのがまず驚き。
今更感もあるものの、まぁこれもダークランスの真面目さ故だろう。
答えはもちろん……。















断る!!

……って、嘘嘘。冗談。
このシーン、「駄目です」の時のダークランスの慌てっぷりが面白くて、ついついそちらを選んでしまう。















最後の修行、そしてアームズの引退式。
太く短く生きようと考えていた彼女の意識を変えて、人生に影響を与えたのは“エール”だった。
師匠であり冒険の先輩であり、たくさんのことを教えてもらったアームズに、何かを返せたのかと思うと、少しくすぐったいような誇らしいような気持になる。

アームズのとっておきのパーティーアイテム、ではなくレアアイテムを用いて、二人一組で最後の冒険!
相手は10ターンラストで“BEST FRIEND”表記になっていたキャラクター。
今回の場合は、ダークランスだ。











さて、兄貴と一緒に軽く陶器退治しに行こうか!


ランス10 プレイ日記78 最後の友情フェイズにて、親友決定





10ターンラストにて第二部最後の友情フェイズが発生する。
ここで最終的に“BEST FRIEND”になっていた相手が今回の親友となり、少しずつ終盤のストーリーが変化していく。

エンディングは「エールとクルックー」や「ランス」の物語の結末になるので、実質的には特訓ターンラストの旅行編での会話が“親友エンディング”みたいな感じかもしれない。

各キャラとの好感度システムみたいなものは面白かったし、ラストはあくまでもランス達に見せ場を譲った形になったのは、これはこれで個人的には大満足している。
でも、もう少し親友関連の何か分岐が欲しかったような気もするな。
たとえば、もうちょい中盤でも“BEST FRIEND”相手でのミニイベントやデートが発生する、みたいなものがあったら嬉しかったかもしれない。FF7でのゴールドソーサー的な。















サテラには「好きにしろ」と言っていただけだった魔王から下った、明確な命令「追い返せ」。
志津香とリズナはそれぞれ異なる感想を抱いているけれど、果たして魔王にそこまでの意識が残っているのかどうかも、現状ではビミョーなようにも思える。
積極的に殺戮を指示しないあたりは、一応まだギリギリといった状態だろうか。

リズナは魔王の命令には逆らえないが、命令に背かない範囲の内側で子供たちや人類のために動いてくれている。
リセットの無事について問いかけた際も、慌てた風に「は、はい。見つけたら保護しておきます」なんて安請け合いしてくれるリズナは本当に優しい良い娘だ。











元々リズナは魅力的なキャラクターだったけれど、第二部の魔人化を経て、新たな面と変わらない面を併せ持って更に深みが増したようにも感じる。
元来のリズナの善良さやランスへの愛が、魔人となっても尚変わらないことで、より際立ったように思う。

そしてシンプルに魔人リズナのキャラデザが個人的に無茶苦茶好き。
美しさと可憐さとエロさと危うさと恐ろしさと妖艶さと華やかさと狂気とそんなこんなイロイロが詰まっている第二部魔人リズナのキャラデザ、マジ、最高。











結局今回のターンで直接対面することは無かったが、一応道中にワーグもスタンバっていたらしい。
ワーグ相手だと、子供たちはどうなっていたのかな。
リズナのフェロモンに負ける以上は、ワーグ相手での眠気にも勝てなかったのかもしれない。















ばたんきゃーの後、クエルプランの夢……三回目?
初めて、人間として地上に降り立った際のクエルプランの様子を見ることができた。

“ランスへの恋心”がそもそものきっかけであり、全ての原因ではある。
しかしここでのクエルプランの様子を見るに、「人にとっては当たり前の全て」が、心動かされる対象になっているのかもしれないな、とも思える。











知識として知っている以上は実行する必要もない、触れる必要もなければ暇も手段もない、ロボットのようだったクエルプランの価値観をひっくり返した「ランス」という存在。
彼を通じて、人間そのものに興味を持ち、人となって地上に降り、太陽や風にすら感動を覚えるようになったクエルプランは、立派なランスヒロインのひとりとして描写されているように見える。

ランスやランスへの恋がきっかけで価値観がひっくり返ったキャラクターは、これまでにも多く存在した。
クエルプランに近い立場のキャラをあえて挙げるなら、クルックーだろうか。















夢から目覚めて、場所はアメージング城。
偶然の結果でもあったが、ついに主人公たちは魔王と対面する。

この場面の魔王の様子が、また複雑だ。
たまに昔のような口調や言葉遣いになることもあるけれど、基本的には“少し違う”ように聞こえる。
認識もフラフラしていて、支離滅裂なことを話す。
それでも、リズナに「追い返せ」と命じていた時より更に一歩、魔王側に寄っているようにも感じられた。















ここでの戦闘は、勝っても負けても結果は変わらない。
心が折れて、本音が出てしまうミックスが滅茶苦茶かわいい……けれど、萌えている場合ではない。
子供たちを守るために、自分の身体を差し出す志津香が滅茶苦茶良い女……だけれど、見惚れている場合でもない。

志津香とナギを残して、逃げ出す子供たち。
その心境を考えただけでも気分が落ち込む。実質、大好きな姉二人を犠牲にして見捨てることで、自分たちだけでも生き延びようとしている。
兄達はまだしも、スシヌやレリコフにとっては精神的に到底耐えられないことだろう。















その選択を後悔する余裕も、考える暇さえもないまま、我武者羅に逃げ延びた末に山の中腹まで戻ってきた一行。
ボロボロのアームズと再会した途端、緊張と体力気力の限界で倒れてしまう。

このシーンで、「治療は苦手なんだ!」と慌てているアームズが、そんな場合ではないとわかっていてもやはりカワイイ。
こう、いつもは余裕たっぷりな大人の女性が、子供の危機にわたわたしている様ってスッゲー良い。ギャップ萌え。















ネプラカスに隙を突かれ、大怪獣クエルプランに飲み込まれてしまった彼らを間一髪で救ってくれたのはダークランスだった。
うーん、どこまでも頼りになる。格好いい兄貴してるなぁ。















その頃、気が気でない母親たちも大騒ぎだった。
このあたりの会話からすると、“大事なもの”については、リアたちは少し前まで知らなかった……のだろうか?

子供たちが冒険に出る直前で、「今度は切り札を使用したい」と言い出したクルックー。
数年前ならば確実に成功していたであろうリセットビンタ、そして切り札の使用を、あくまでもこのタイミングまで使い渋っていた理由……。
クルックーは、まだ何も答えなかった。











さて、ついに最終友情フェイズだ!
ここまで並行して攻略してきた面子は上記画像で「2」になっているキャラクター。
今回はドッスワッス・松下姫・ザンス・ウズメ・乱義・深根・スシヌ・元就・ダークランスの9人だ。

正直、悩んだ。もちろん後でこのセーブデータから、気力とやる気が続く限りは親友実績を埋めていく予定だが、「最初」にまず誰を選ぶか?
単純にストーリーが気になるという意味ならば、個人的にはドッスワッス・ザンス・ウズメ・深根・元就の内容に特に興味がある。しかし他のメンツももちろん興味があるし、うーんうーんとしばらく悩んだ結果……。











今回はマリア……ではなく、ダークランスを選ぶ!
1周目の親友をリセットという長女にしていたので、今回は長男にしよう、というシンプルな決断。
あとは眼鏡ルートコンプを早く見ておきたいだとか、年齢順攻略はわかりやすいだとか、単に6から今まで応援し続けたお気に入りキャラだとか、色々と細かい理由もある。

そして、第二部2周目で改めて丁寧にダークランスを眺めてきたことで、「兄貴としてのダークランス」もすごく良いキャラをしているなと実感したのもある。
第二部1周目は兄馬鹿の衝撃がわりと大きくて、“親父嫌いの厨二病→親父にも意外と優しいオトナな兄貴”という成長っぷりに少なからず違和感もあったのだが、2周目になるとすっかり馴染んでしまった。















話は戻って、ダークランス友情3つ目の内容について。
とはいっても、3つ目の内容は実質マリアの友情イベントだった。

第一部を終えてから今までのマリアについてや、そんなマリアを呆れながらも見守り続けている志津香など、15年間にあった色々を察することが出来る。
「第二部の志津香とマリアのシナリオ、もっと欲しいな」と内心思っていた俺氏、フツーに大喜び。















続いて友情4つ目。
ダークランスの兄馬鹿っぷりが全開で、大変愉快な話だった。
家族の女性陣に対しては過保護すぎるあたり、ランスによく似ている。
リセットやスシヌが嫁に行くなんてことになったら、親父と兄貴が大荒れするんだろうな。超面白そう。















そして最後の友情イベント。
今までとは異なり、ダークランスとエールの二人だけで語り合う、ちょっとしっとりとした内容だった。

兄を心配するエール、「お前の兄貴は強いんだ」なんて笑顔で返すダークランス。
メッチャ良い話じゃねぇか……。
俺、こういうの、シンプルに滅茶苦茶感動しちゃうんだよな……。

やはり友情イベントは良いものだ。
ギャグあり、ラブコメあり、ホームドラマありで、良い話ばかりだ。
統合部隊に友情イベント再生機能追加を切に願う。
セーブデータは残してはいるけれど、正直面倒くさいんだ。

「男の子人気投票」結果に軽く触れる <50位~31位編>





公式人気投票結果に触れつつ長文語りする謎企画、男性キャラ編。
今回は「50位~31位」までを対象にした。

トップ10だけで終わらせようと思っていたけれど、やっぱり少しずつでも触れたかったので、50位からやっていく。
“軽く”なので、11位以下はテキストオンリーで短めに済ませた。……はず。


「テキストオンリーなら作業も少ないし余裕やな! 一気に11位までやったろ!」と最初は思っていたが、普通にキツかったので前回同様ちょっとずつ進めていく。
間も空いてしまって、若干今更感もあるけれど、マイペースにやっていこう。

※ガチガチでゴリゴリのネタバレ注意
 

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ランス10 プレイ日記77 反再生を必ず使おう!





10ターン以降の魔人連戦。
「コツ」さえわかっていればそこまで苦戦することはないが、ぼんやりしていたら普通に大変な目に合ってしまう。合った。

今回重要だったのは“反再生”“支援除去”
特に“反再生”がニクい……。第一部では手裏剣キャンセルでもまぁまぁ対応できていた分、第二部では地味に重要度が上がっている。
手裏剣・反再生付与共に第二部では使用可能なユニット自体が少ない、というのがまた罠。
くそー、意地の悪い事をしやがって。やるじゃねぇか、燃えてくるぜ。















いつまでも傍に居続けて、そのうえで「主の真の幸せ」のために水面下で準備し続けるビスケッタさんマジメイドの鑑。
俺、ビスケッタさん、メッチャ、好き。

しかし、そんなギリギリの状況で15年過ごせているのも、ビスケッタさんが超人かつ人間であるからこそだ。
ランスの心理状況に思うところがあったとしても、魔人であるサテラやリズナはもちろん、魔物である学者達も何も言うことはできない。
表向きのランスの言葉に従わざるを得ない。











戦いには消極的なハウゼルも、魔王のためとあらば迎え撃つ以外に選択肢はない。
そしてここにて俺氏、ハウゼル戦でのスクショを一切忘れるという大失敗をやらかしていた。
気付いた頃にはセーブデータも整理し終えていた……\(^o^)/











実はここでの戦闘、舐めプしすぎて滅茶苦茶ターンをかけてしまった。
故にスクショを忘れた、というのが理由(言い訳)のひとつ。

私の失敗は、ヒーリング対策に「反再生」付与を怠ったこと
ここでのハウゼルは、かなりの頻度でヒーリングによるHP回復を行ってくる。
ウズメの手裏剣でキャンセルすればいいか程度に適当にこなしていると、ガンガンHPが元に戻ってしまう。

第二部10ターンのハウゼル戦は、反再生係のリセットをスタメンに入れよう!

これが今回、私が得た最大の教訓だ!!















続いて、魔人DDとの戦闘も発生した。
こちらは魔王に従っているわけではなく、欲望と殺意だけで向かってきた形。
敵としてはそこまで強いわけではなく、ハウゼルのような苦戦も無かった。

しかし性格や性質の悪さはハウゼルと比べることさえできない。
人間を喰い、暴れ、怒りのままに殺戮を繰り返す魔人DDは、ヤバさだけならばトップレベルだろう。
無敵結界がある以上、魔人や魔王にしか対処もできないわけで……。











魔人DDの危険性を身に染みて感じた今、ザンスの言葉がストレートに胸に刺さる。
魔王を憎んでいるのは、タイガー将軍のようなごく一部の人間だけってわけでもないだろうしなぁ。

もう少し先のシーンでの話だが、ランス本人も「今更合わせる顔がない」みたいなことを言っていなかったっけ?
ランスがそういった罪悪感めいたものをハッキリと口にしたのに、すごく驚いた覚えがある。















続いての敵はサテラ。
サテラ戦で大切なのは敵の支援除去
上記の通り、私はナギを支援除去役として今回採用したけれど、除去専門係がもう一人いたほうが安定感があったと思う。















しかしこの戦闘に関しては、ある程度戦ったところで強制終了になりストーリーが進行する。
リセットが攫われると同時に、母親たちが密かに運んでいた“大事なもの”をサテラが持ち去ってしまう。

ここで激高しつつも、すぐに破壊はせず、一度持ち帰るサテラ。
複雑な心境が、言動からも表情からも伝わってくる。















そんなサテラの考えを、うっすらと見抜いている乱義。
悪ぶってるけど、子供にすら気持ちバレバレやん……。ドンマイサテラ。

表向きは落ち着いているような乱義も内心ブチ切れだし、ザンスは表面もブチ切れだし、スシヌは泣くし、大人はポンコツだし、どんどん状況は悪くなっていく。
普段なら彼らをさり気なくフォローするリセットが不在というのもあるし、何よりもリセットの命が心配だからこそ、一同からは余裕が完全に失われていた。















テキストベースでぶっ飛ばされるW魔人。
といっても、サイゼルに比べるとレイの描写は丁寧。

闘神大会受付で一瞬出会ったことに触れたり、暴れるのではなくのらりくらりと交わしたり、15年前とは明らかに変わったレイの様子が再び窺える。
大人メアリーのカード説明からも、第二部でのレイの立ち位置や魔王との現在の関係を察することはできた。
色々と難しく、肩身の狭い立場ながらも、メアリーとの日常のためにそれなりに頑張っている……のだろうか。

ここではレイとロッキーのやりとりは結局無かった。
第一部食券での変な師弟めいた関係も面白かったので、何かあったらとも思っていたのだが……。やっぱり尺的に厳しいかな。















そして、サテラとリセット。
リセットを排除するだけならば、手段はいくらでもある。
殺してもいいし、動けないくらい傷付けてもいいし、どこかに閉じ込めてもいいし……でも結局は、殺すのが一番手っ取り早い。

だけど、どんな簡単な方法であっても、サテラには出来ない。
ランスがいてシィルがいてリセットがいた、15年前にサテラが彼女たちと過ごした時間はとても短かった。サテラの生きてきた年月を考えれば、それこそ一瞬だったのだろう。
それを、サテラは本当に大切に思ってくれていたんだよな……って考えただけで、私の涙腺はすぐに弱る。















今も昔も、サテラを恐れないリセット。
リセットとの穏やかな語らいで、本音を覗かせるサテラ。

ツンデレで偽悪的で意地っ張りなサテラが、ここまで素直に気持ちを語るシーンは意外と貴重なのでは?
第一部決戦前夜での××シーンと、リセットとの語らいと、あとは〇〇復活直後くらいだったような気もする。
超年上の魔人であるサテラすらあたたかく優しく包み込むリセットお姉ちゃん、マジ最高のお姉ちゃん。


ランス10 プレイ日記76 ハッピーエンドを求めて





“高難易度”で進めてきた第二部2周目。
10ターン目からはボス戦の連続で、難易度も全体的に高めだ。

「コツ」がわかっていれば対処できるけれど、それぞれそれなりに苦戦するだろう……と、プレイ前は考えていた。
しかし結果的には、フツーに余裕にサクサクと進めていくことができている。
この調子なら、親友実績回収も意外と頑張れるかもしれないな。……かも、しれないな!















これからどうするのか、改めてそれぞれ真剣に考えた翌朝。
魔王に挑戦することを決めたエールに、同意してくれるスシヌ。
弱気なスシヌが、大切な人たちのために頑張ると言い切った時に、「馬鹿ね、そんなに無理しなくていいのに」って微笑んだ志津香の姉度がえげつない。

そして、ここ!
ここのスシヌの台詞、ここポイント!!


「周りの人はなんとか無事だった」、コレですよ!!
つまり皆無事ってこと!! 第二部で登場しなかったゼス勢、ウルザも千鶴子もアニスもサイアスもウスピラもチョチョマンも(中略)キムチさんも無事ってことです!
はい論破!! ファイナルアンサー!!!

(※鬼畜王戦争についてだけの話で、勇者や東ヘルマン等による犠牲者は含まれていない台詞)















リセットの頬を引っ張るザンス、と珍しく乱義。
乱義っていつも冷静で穏やかなように見えて、リセットに年上ぶられると若干イラッとしがちな面があるような気がする。
一応兄なのに、赤ん坊の頃は外見年齢が逆転していて、リセットに世話されていた……というのが少しコンプレックスだったりするのかもしれないな。

そう思うと、乱義の人間っぽいちっちゃさが見えた気がして面白い。
やはりキャラクターは弱みや欠点があってこそ魅力的に見えるものだ。だから二次元の性格の悪い女はサイコーだぜ……というのは単なる俺の好み。

そして、子供たちを母のように姉のように見守りつつ、彼らの父親について思いをはせている志津香。
ここからの志津香、マジメインヒロイン度限界突破。















魔王に会いに行くことは決めた。
しかし、“結局どうするのか”については、まだ仲間の中でも意見が別れている。

リセットは、当然ランスを救いたいと思っている。ビンタをして、元に戻ってくれれば、それだけで今は良いと考えている。
だがザンスの言う通り、5年周期の衝動とビンタをいつまでも続けるわけにはいかないと、リセットとて理解しているだろう。

クラウゼンの手の持ち主であるリセットが寿命で死ねば、全てそこまで。
そうでなくとも、魔王の脅威が取り除かれるわけではない……。











カオスはいつも通り、「魔王を殺せ」と言っている。
しかし、以前のような狂気的な執着心故ではないようでもあった。
続けて口にした「あの馬鹿が魔王に覚醒するとこなんて見たくない」という言葉……。
カオス自身の本能としての殺意より、ランスへの友情故に殺したがっているように聞こえた。















子供たちを見守る謎の美女リターンズ……の人数が増えている。
今回はパステル達も増えていた。授業参観ママたちはカワイイ。リアが表向きはキャッキャしてたり、マジックが真面目にピリピリしてたり、香ちゃんが穏やかに冷静に話していたりする様が、昔と変わっていないのが嬉しくも切なくもある。

兵士が運んでいる謎の“大事なもの”について、パステルが「壊そうと思って容易に壊せるものではない」なんて言っているのが、何気に重要な伏線。











15年かけた“作戦”。
失われたハッピーエンド、ランスたちの幸せな結末を取り戻すために、長い年月をかけてきた。
その間に失われたものはたくさんあって、リアやマジックたちも、苦しみながら必死に懸命に今日まで頑張ってきたのだろう。

……ヤバイな。もう泣きたい気分になってきた。
駄目なんだ、第二部終盤に俺は致命的に弱い……。
落ち着いていこう。まだ慌てるような時間じゃない。















翔竜山を登り始めた子供たちに、最初に立ちはだかったのは、魔人ではなくタイガー将軍だった。
外見は相変わらず、“不敵な笑みが嫌味な感じの大人”を装っているけれど、精神的には既に相当追い詰められている。
もう手遅れ、と言ってもいいくらいかもしれない。
結局前回のリセットの説得も、志津香の言葉も、将軍には届かなかったということだ。残念だけれど、仕方がない。











魔獣化してしまった将軍と、最後の戦い。
やはり、もう苦戦することは無い。

とはいえ、一周目もここで苦戦した覚えはなかったかな。
悲しいかな、既に将軍は子供たちの敵でさえなかった。















長田君のさり気ない一言が、ちょっとハードボイルドで不覚にも格好いいジャンって思ってしまった……。
「全部」ではない、と思いたい。
説得することはできなかったけれど、完全に無駄だったわけではないはずだ。
この後の展開を想えば、尚更きっと、そうだったはずだ。















オーブで扉を開き、アームズに褒められてちょっとウキウキするエール。ここも良いシーン。
冒険を心から愛し、楽しんでいるアームズもまた、エールに大きな影響を与えた人物のひとりだ。

そして、しばらく先で再会したのは勇者ゲイマルク。
今回は傍にコーラの姿は無く、結局最後まで彼を見かけることはなかった。
コーラは今頃どうしているのだろう?















ここで前勇者さんのスクショをピックアップ。
確かに同じ剣、エスクードソードだ。輝いてはいないのは、条件を満たしていないからかな。
もしくは、ゲイマルクがこんな姿である以上、もはやまともに機能していないのかもしれない。











「勇者災害」と、歴史。そして、そこから推測されるゲイマルクの現状。
予測はできても、対処できるわけでもない。ここはひとまず、普通に戦闘することになる。
実質イベント戦闘のようなものなので、やはり苦戦することはない。















2周目エールは、基本的には初回とは違う選択肢をえらぼうと考えてはいる。
しかしここは、前回と同じものを選んでしまった。











ま、そういうことだ。
やったことは最低最悪だし、許せるものでもない。けれど、今のエールならば、やはりこっちを選ぶような気がする。

でもおそらく、3周目では何も感じなくなるのだろう。
それがゲーマーのテキストコンプ欲ってものだ。


ランス10 プレイ日記75 楽しい時間の終わりと、消えた思い出





明るく楽しく進んでいた闘神大会も終わり、いよいよ物語はクライマックスに近付いていく。
シリアスなシーンも増えていくが、それもストーリーの重要な要素だ。
最後まで見守っていこう。















自由都市の宿屋で、エールは再び彼女の夢を見た。
今回は心身共に健康な状態での「夢」、だ。

時期としては、神異変からしばらくの後のクエルプランの様子。
ランスを眺めることすらできなくなって憔悴していた彼女に、初めてネプラカスが接触する。

最初はネプラカスを冷静に排除しようとしたクエルプランだが、“人間になる”という誘惑に揺らいでいく。
何度も描写されているように、「人魚姫」の童話じみたエピソードだった。















翌日、カオスチャレンジに参加しにいくチルドレン一家。
ランスの名を出した瞬間に、ふざけていたカオスの目の色が変化する。
魔人や魔王に対する、相変わらずの強い殺意……でもあるはずなのだが、「あの馬鹿」なんて言い方には、確かにカオス自身の情がまだ残っていることを感じさせる。















身体を張って協力を乞う、志津香方式はNO!(その後蹴られた)
女剣士は好みじゃないから、アームズもNO!
若すぎるから、レリコフもNO!
ザンスは特別きらい!
エールのママもきらい!

……と、ワガママ言いつつも、結局日光と同じくエールが入手することになった。
これもまた、謎パワー。ごごご。















闘神大会も、残りあと一戦。
エールVSアレキサンダーの決勝戦のみだ。

祭りの終わりを目前にして、どこか浮き立っている街の様子とエールの姿。
この大会を通じて出会った人や再会した人と、穏やかに会話を交わしていく。















闘神大会編では、家族の新たな一面を見ることになるシーンも多かった。
乱義の女難っぷりは、散々イジってはみたけれど、乱義の貴重な隙をたくさん見られたのが楽しかった。
ザンスの中で、長田君がすっかり“ペット枠”として守る対象にされているのも面白い。笑えるし、なんだか嬉しい。















「笑顔の可愛いシャリエラちゃんだー!」

上記台詞をシャリエラ本人が言っているのに草。
いやまぁ他に言う人は居ないんだが、自分で自分を「笑顔のかわいい」と言い切るシャリエラの図太さ、すごく良い。















世界のこと、神のこと、魔王のこと。
本当は考えなければならないことはたくさんあるはずだし、解決すべきことだらけだ。
しかし、それよりもただ、長田君いわく“ひとりぼっちで寂しそう”だったエールに、友人や家族ができて、楽しく日々を暮らしているのが何よりも嬉しい。

……だが、それでも、いつまでも遊んでいるわけにもいかない。
闘神大会最後の休日は、今までの喜びや思い出や楽しさと、それを終わらせて進まなければならない寂しさを、ゆっくり味わう時間でもあった。















決勝戦は、おそらく勝っても負けてもストーリーに変化は無いのだろうな。
それでも、しっかり勝っておく。宝箱をいただいていく。

被りアイテムだらけだろうけれど……と思いきや、第二部メアリーのカードをゲットだ!
「レイがんばれ」スキル持ちだけど、第二部にレイのカードってあるのか? 実質統合部隊専用か?
使えるか否かはさておき、嬉しい。















帰り道、久しぶりに元就が出てきた。
テキトーに返事する乱義の雑さ、嫌いじゃない。

仲間たちがワイワイ騒ぐ中で、リセットはひとりだけ少し固い表情をしていた。
あー……色々、背負ってるんだろうな。支えてやりてぇなぁ。















ターンラスト、久々の友情フェイズ。悩んだが、ここはウズメを選んだ。
母親の話なども聞けて楽しいのだが、実は1周目でもウズメ友情はかなり進めていたこともあって、残念ながら新鮮味はあまりない。
それでも、やっぱりウズメはかわいい。きっと3周目以降も、毎回仲間に加えるのだろう。
限定カード集めには任意加入仲間は避けるべきだとわかっているけれど、やっぱり家族は全員集めたくなってしまう。

ミックスとレリコフはまた今度、男エールで攻略することにしよう。
あと、ダークランス天使ルートも内容が違うだろうし、そっちもやらねば。











続いて……ついに、10ターン。
物語の終わりが見えてきた。

友情・努力・勝利で楽しく過ごせた闘神大会編から、ここからガラリと空気が変わる。
のんびり楽しい冒険旅行も、ここまでだ。
シリアスに、真剣に、旅の終わりに向けて歩き出さなければならない。















はじめて、“鬼畜王戦争”や“ランス”について、話をする一行。
今まで避けていたとまでは言わないだろうが……でもまぁ、避けていたのだろう。
できるだけ後回しにしたかった、けれど、もう逃げ続けるわけにもいかない。

乱義の口から、「昔の父上がどんな人だったかは知らない」という言葉が出たのが……地味に、滅茶苦茶、悲しかった。凹んだ。















第一部での、五十六食券三枚目。
あのことを、もう乱義は憶えていない。

赤ん坊だったのだから、当たり前だ。
“魔王”としての姿を、鬼畜王戦争等でたくさん目にしてしまったのだから、おぼろげな大昔の記憶など塗り替えられてしまって当然だろう。

それでも、スッッゲー悲しい。
おそらく、五十六も同じくらい、いやそれ以上に悲しんでいるんだろうな……。
ほんの短い間だけでも、確かに存在していた家族の時間と思い出を、もう分かち合える人は五十六にはいないも同然だなんて……。











魔王と戦うのか、魔王を止めるのか、それとも他の手段を考えるのか。
恐怖や不安、過去の記憶や記録を前にして、すぐには結論を出す勇気がない。
この夜の時点では、まだ家族の意見はバラバラだった。